サラリーマンのコスパの悪さと株式投資のコスパの良さ
naoです。
実は僕、今年の4月に昇進したんですよ。
小さい会社ですので、僕のような凡庸な人間であってもそれなりに仕事をこなしつつ、ある程度の年数を重ねればこのような機会に恵まれるわけです。
なぜこの不況が訪れようとしている中で昇進させるのかは謎ですが、給料が上がるのなら願ってもないことです。
甘んじて受けましょう(笑)
とはいえ、そこで上司が僕に言った言葉は
「これからは部下のミスが君の責任になるということをさらに意識し、広い視野を持って仕事をしてもらいたい」とのことでした。
これを受けて僕は、
「んー、そんな責任が増すほど給料が上がっているとは思えないんだけどなぁ」と感じてしまいました。
もちろん「はい!頑張ります!」って言いましたよ(笑)
感じている不満をすぐさま発言する度胸はありません。
分かってはいたことですが、現状僕が受け取っている給料はあくまで僕自身の価値とほぼ等価であり、会社側としては「給料を上げるなら今まで以上の働きをしろよ」ということになるのは当然です。
通常、給料と自身の価値は比例するからです。
給料と自身の価値がほぼ等価?
そんなわけないだろう
自身が挙げた成果はこんな額の給料では釣り合いが取れない
このように考える人もいるかもしれません。
しかし、会社を維持していくためには、家賃や水道光熱費などの様々な費用が掛かってきますし、そもそも利益を出さなくてはなりません。
会社は、労働者が生み出した売り上げの中から様々な費用を払い、労働者に給料を払い、そのうえで株主が納得する利益を出さなくてはいけません。
たとえ自身で1億円の取引を成立させたとしても、翌年の給料が1億円アップするかというと、そうではないのは皆さんお分かりだと思います。
つまり僕たち労働者は、自身が勤める会社の貯水タンク(予算)の中から、毎月自身の価値に応じた水(給料)をもらっていると言えます。
あくまでタンク内の水に応じて、です。
タンクの大きさは会社ごとに違います。
タンクが大きく、水が多く流れ込んでくるシステムを構築している会社であればあるほど受け取れる水は多くなり、
反対であれば少なくなります。
また、給料の定義をマルクスの資本論ではこのように言っています。
「労働者の給料は労働者が生活するのに必要な金額+α」である。
生活するのに必要な金額とは、衣食住の費用であったり、休日のレジャーなどの息抜きの費用を指していて、労働者が次の日も元気に出社できるようにするために支払う最低限のものです。
ストレスが大きい仕事では息抜きの費用が増加しますし、年齢を重ねれば家族を養うなどの費用がかかってきますので、生活に必要な金額は増加します。
ハードな仕事をする人や年長者は高給になりやすく、反対に負荷の軽い仕事をする人や20代などの若い人は薄給になりやすいということですね。
いずれにしても、マルクスは各労働者が生活するための必要最低限の金額に少し付け足したもの(+α)が給料と言っているわけです。
資本論を参考にすれば、サラリーマンの給料が上がることは、
現状で給料以上の働きをしていること、または今後に現状以上の働きを期待されていること以外では起こり得ないと言えるでしょう。
給料が上がった場合に労働者は、責任が重くなるか仕事が増えるかなどのコストを負うことになるわけです。
必ず等価交換です。
費用対効果は普通。コスパが良いとは言えません。
しかし、株式投資はどうでしょうか。
株式会社、とりわけ米国の株式会社では、株主価値を非常に重視します。
そのため、株主は株価に見合ったリターンを期待することができます。
ここまではサラリーマンと一緒。
サラリーマンが自身を会社に投じて自身の価値に見合った給料をもらうのと同じように、株主は自身の資金を投じて相応の配当金などを得ます。
問題はその後。。
連続増配企業に投資をすれば毎年配当金が増額されることが期待できますが、増配が決定しても追加の出資を求められることはありませんし、
また、アマゾンなどの成長企業に投資をすれば、利益の増大に伴って株価は上昇しますが、この際も同様に株主は追加で負担を強いられることはありません。
もちろん、企業の業績不振や新規事業の失敗、買収の失敗などが起きれば株価は下落し、株主価値は毀損されますので、一概に株式投資がサラリーマンのように人的資本(自身)を投じることよりも優れているとは言うつもりはありません。
しかし、ことリターンの増加(給料アップや配当金の増加など)においては、サラリーマンは相応の働きを求められることに対して、株主はただ「よし、よし」と言っていればいいわけですから、その違いはとても大きいです。
今回の昇進で、奇しくも株式投資のメリットを再確認し 、ますますサラリーマンから株式投資に比重を移していくという目標を強く意識するようになったという話でした。
では。
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2020年4月末時点の株式保有状況、受取配当金
naoです。
タイトルのとおり、2020年4月末時点の株式保有状況を記録していきます。
4月末時点の米国株式ポートフォリオ
4月末時点、含み損が約24万円です。
先月末(3月末)時点の含み損は約170万円でしたので、たいぶ持ち直しました。
銘柄ごとの構成比率はこんな感じ。
ポートフォリオの指針として
〇個別株各3%
〇ETF各10%
この割合を基準に買い増しを行っています。
基本的に売却によるリバランスはしません。
マコーミック(MKC)やスターバックス(SBUX)は少し前から投資を始めた銘柄ですので、しばらく構成比率が低くグラフの見栄えが悪くて気になっていましたが、だんだんキレイになってきました。
特定の銘柄が暴落するなどせずに、このままキレイなグラフを保ってもらいたいものです。
このような構成比率が低い銘柄を買い増す方法は、その時々の割安銘柄を仕込める可能性を秘めいていますが、反対にビザ(V)やマスターカード(MA)、マイクロソフト(MSFT)などの好調な銘柄を買い増す機会がほとんどなくなるというデメリットがあります。
事実、僕がV、MA、MSFTの買い増しをしたのは思い出せないくらい前であるにもかかわらず、構成比率は一向に低下する様子はありません。
これらの銘柄は過去のリターンも申し分なく、僕のお気に入りの銘柄でもありますが、ルールに沿って買い増ししていくとなかなか触ることができません。
グラフのキレイさをとるか、株式のリターンの向上をとるか。
投資家なら取るべきは明らかに後者なんですが、変なところで細かい僕にはバラバラのポートフォリオを許容することができません。
まぁ、調子のよい銘柄に集中的に投資をしても、必ずしもリターンの向上が見込めるわけではないので、僕は今後もこの思考停止の買い増しルールを採用していくつもりです。
ちなみに、マクドナルド(MCD)の構成比率も高いですが、これは特別MCDが好調なわけではなく、ルール無視で余計に買ってしまったことがあるためです(笑)
もうしません。
4月中の取引
合計約65万円分です。
あれ?
月々50万円くらいの投資をしているはずなんですが、少し多く投資してしまったようです。
何か理由があったような気がしないでもないですが。。
まぁいいや。
4月中の配当金受取
IVV(S&P500ETF)$54.91
UNP(ユニオンパシフィック)$19.5
TECL(ハイテクレバ3倍ETF)$2.97
MKC(マコーミック)$9.82
合計$87.2
んー
物足りないですね。
配当利回りはそれぞれ
IVVが2.55%
UNPが2.51%
TECLが0.53%
MKCが1.58%
僕は配当収入に株式の利益を実感できるというメリットを感じていますので、ポートフォリオが低配当に偏りすぎないように意識して設計しています。
しかし、それでも僕のポートフォリオの平均配当利回りは約2.5%です。
決して高いとは言えません。
今月のように配当収入が少ない月は、MO(アルトリア)などに残っているキャッシュを全てぶち込みたくなってしまいますね。
MO(アルトリア)の現在(5/6)の配当利回りは8.84%です。
いやー、すごい高配当ですよコレは。
よだれが出てしまいます。
ただしタバコ銘柄は近年下落基調ですので、配当利回りにつられて大きすぎるポジションを持つことはお勧めしませんけどね。
僕が持つタバコ2銘柄は記憶している限りでは、投資を始めてからプラスなったことはほとんどないと思います。
5月の方針
保有銘柄の中で特別割安に見える銘柄もありませんし、特に新規で投資したい銘柄もありませんので、予定通り構成比率の低い銘柄を買い増していきたいと思います。
VYM(バンガード高配当ETF)
SPYD(S&P500高配当ETF)
MKC(マコーミック)
UNP(ユニオンパシフィック)
今のところ構成比率の低い銘柄はこの4つです。
先ほど触れたMO(アルトリア)も比率が低下していますので、さらに下げるようなら今月に、
下げなくても来月に投資することになりそうです。
異常なほど高配当化していますので、投資するのが楽しみです。
では。
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【買増】スターバックス(SBUX)とS&P500ETF(IVV)
naoです。
タイトルのとおり下の2銘柄の買い増しを行いました。
S&P500ETF(IVV)4株 約12万円分
スターバックス(SBUX)15株 約12万円分
合計約24万円分です。
スターバックスは先日の決算(1~3月期)で予想通り悪い結果を出したばかりです。
中国に多くの店舗を展開していますので、パンデミックが起きる前も含んでいる期間の決算とはいえ、影響は小さくありませんでした。
中国の影響も回復しきれない中、次の決算(4~6月期)は、中国よりもはるかに影響の強いアメリカ本土でのコロナウィルスの流行を含んだ数字が発表されます。
まぁ、恐らくひどい数字でしょうね。
ですが、株価はそれを織り込んでいるはずですので、今の株価は適正価格と言えます。
理論的には割高でも割安でもないはず。
僕は現在、毎月の積立投資額を50万円程としています。
今回の買い増しは4月分です。
毎月の収入は50万円もありませんが、銀行預金にそれなりに眠っていますので、これを徐々に投資にシフトしていく形です。
この積立投資は、相場がどのような状況であっても(上げていようが下げていようが構わず)毎月行う予定です。
僕のような凡人にはタイミング投資は向きません。
割高な局面でも買い増しをすることになるでしょうが、反対に割安な局面でも買い増しすることができるので気にせず買い続けます。
、、、とカッコよく言いたいのですが、
上の画像を見ると約定日が5月1日になっているのに気づきましたでしょうか?
4月の上旬に投資目標枠の半分である25万円の投資は済ませましたが、残りをいつ投資するか、非常に迷っていました。
多少下落してから買い増しを行おう、なんて考えていましたが、僕の思惑とは反対にスルスルと株価は上昇していった結果、4月30日(画像では5月1日とあるが注文が通ったのは4月30日)にだいぶ上昇した後に成行買いで買い増すこととなりました。
4月始めのIVVの株価は250ドルを下回っていましたが、買い増し時には290ドル超にもなっています。
1か月でだいぶ上昇してしまいました。
「押し目待ち押し目無し」という言葉がありますが、まさにその通りとなってしまいましたね。
僕は買い増しが投資の楽しみの一つでもありますので、毎月2、3回に分けて買っていますが、どうしても押し目を待ってしまう傾向があります。
一括投資はつまらないし。。。どうしたもんでしょうか。
買い増し実施後のポートフォリオはこんな感じ。
個別株各3%
ETF各10%
この割合を目標にしています。
次の買い増しは恐らく
SPYD(S&P500高配当ETF)
VYM(バンガード高配当ETF)
MKC(マコーミック、香辛料メーカー)
あたりになりそうです。
SPYDは相変わらず弱いですねー。
チョコチョコは買い増しをしているんですが、構成割合が一向に回復しませんね(笑)
VYMは久しぶりの買い増しです。
高配当ETFと言いながら、たまに配当利回り3%を下回ったりするVYMですが(現在は約3.5%)、僕が個別株で保有のない金融銘柄が19%含まれていますし、エクソンやシェブロンなどの石油株も含まれているので、よい分散になっていてお気に入りのひとつです。
MKC(マコーミック)は、現在高値からの下落率は約11%程で、ほとんど平常運転と言える水準まで回復しています。
IVVと同様に割安感はありませんが、構成比率を守るルールに従って買い増しを行います。
では。
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安値覚えに阻まれて投資ができない
naoです。
久しぶりの投稿です。
最近は仕事が忙しくてなかなか記事を書く気力が湧きませんでした。
あと、PCゲームに手を出したらドハマりしたというのもあります(笑)
ブログ村米国株カテのランキング上位陣の方たちを見ると、本業があるにもかかわらず毎日投稿だったり、中には一日数本の投稿をしている方もいて、とても真似できないなと思わされます。
よく言われることですが、何事においても上位に食い込む方というのは才能があることはもちろんですが、一般人よりも明らかに多くの努力をしていますよね。
まぁ努力できるのも才能の一つと言えるかもしれませんが。
さて、米国株の話をしましょう。
最近の状況は好調とも不調とも言えない感じでしょうか。
先週のS&P500指数などは多少の上下を見せたものの、1週間の始めと終わりの株価はあまり変わらず。
はっきり言って、あまり見ごたえのある相場ではないですね。
現在のS&P500指数の52週高値からの下落率は△16.2%です。
3月の下旬に33.9%の下落をしていますので、半分くらい戻した形ですね。
安値感はだいぶ解消されたように思いますが、まだ半分です。
とはいえ、3月下旬の株価を覚えていると、どうしても割高なような気がしてしまい買い向かうことは難しいかもしれません。
「安値覚え」っていうらしいです。
僕自身も、先週中に買い増しを行う予定だったのですが、3月下旬の安値にとらわれてしまい買い増しができませんでした。
相場の流れなどを読む気はないので毎月決めている投資枠は使い切るつもりですが、少しでも安く買い増したいという欲が出てしまいました。
一応、毎日の相場開始時の株価チェックは怠らなかったのですが、あまり下落しなかったので買うことができなかったわけです。
今月の投資枠はあと20万円程。
これをどこかのタイミングで投資をしなければいけません。
うーん、前もって成り行きで注文出してしまおうかなぁ。
そうすれば、株価を見る必要もないし。
買い増す銘柄は、現在のポートフォリオ構成比率の低い
スターバックス(SBUX)
S&P500指数連動ETF(IVV)
この2銘柄を予定しています。
現在のポートフォリオ
個別株を3%
ETFを10%
この割合で運用しています。
うん、やっぱり、スターバックスはともかく、S&P500を買うのにタイミングを見計らうなんて無意味ですね。
僕に割高や割安を判断する目はなく、米国株式市場の右肩上がりの成長を信じて投資しているわけですから。
なんて馬鹿なことをしていたのだろう。
早く成り行きで買い増して、ゲームしようっと。
では。
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【4月16日】株価も崩れ、体調も崩れる
naoです。
2020年4月15日の米国株式市場は下落して取引を終えました。
終値は
NYダウは23,504.35(△1.86%)
S&P500は2,783.36(△2.20%)
NASDAQは8,393.18(△1.44%)
3指数とも下落。
僕の資産状況は、昨日と比較して46万円ほど減少しました。
ドルベースでは2.68%の減少でした。
今回、僕のポートフォリオで目立ったものは
マスターカード(MA)△5.02%
ビザ(V)△4.96%
マクドナルド(MCD)△3.34%
S&P500高配当株ETF(SPYD)△4.95%
AT&T(T)△3.34%
レバレッジETF(TECL)△6.41%
全ての銘柄が下落しました。
ドル円は、1米ドル=107.87円
米国10年国債利回りは0.643%(+0.25%)
VIX指数(恐怖指数)は40.84(+8.16%)
リーマンショック時89.53
ゴールド(SPDR:GLD)は161.85ドル(△0.51%)
最後に
株価も下落しましたが、僕自身もちょっと体調が優れません。
決して株価の下落によるストレスで体調を崩したわけではありませんよ(笑)
最近出かけたのは、スーパーに1回行っただけなので、コロナの可能性は低いはず。
最近ハマっている「美味しんぼ」でもダラダラ見ることにします。
はぁ、しんどい。
では。
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【4月15日】決算シーズンの始まり!JPM、WFC、JNJ
naoです。
2020年4月14日の米国株式市場は上昇して取引を終えました。
終値は
NYダウは23,949.76(+2.39%)
S&P500は2,846.06(+3.06%)
NASDAQは8,515.74(+3.95%)
3指数ともまずまずの上昇。
NASDAQは昨日に引き続いての上昇なのですが、大きく跳ねましたね。
JPモルガン(JPM)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)、ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)の決算が発表されました。
JPモルガンの第1四半期(1~3月期)は69%減益
ウェルズ・ファーゴの第1四半期(1~3月期)は89%減益
貸倒引当金の急増により収益が激しく押し下げられていると思われます。
両企業とも1株利益(EPS)がプラスだったのは多少マシと言えるのでしょうか。
昨日の株価は
JPモルガン(JPM)△2.74%
ウェルズ・ファーゴ(WFC)△3.98%
ジョンソンエンドジョンソンは売上、利益とも市場予想を超え、6.3%の増配を発表しました。
これで58年連続の増配です。
昨日の株価は+4.48%
既に52週高値の94.5%まで値を戻しています。
本当に強いですね。
僕の資産状況は、昨日と比較して60万円ほど上昇しました。
ドルベースでは3.53%の減少でした。
今回、僕のポートフォリオで目立ったものは
アルトリア(MO)+4.15%
マイクロソフト(MSFT)+4.95%
ナスダック100ETF(QQQ)+4.35%
バンガード米生活必需品(VDC)+4.13%
全ての銘柄が下落しました。
生活必需品セクターのVDCが珍しく大きく上昇しましたね。
組み入れ銘柄上位から
P&G(PG)+4.32%
コカ・コーラ(KO)+4.24%
ペプシコーラ(PEP)+5.74%
ウォルマート(WMT)+2.95%
フィリップモリス(PM)+4.37%
コストコ(COST)+4.85%
ドル円は、1米ドル=107.05円
さらに円高へ。
米国10年国債利回りは0.749%(△0.16%)
VIX指数(恐怖指数)は37.76(△8.28%)
リーマンショック時89.53
ガンガン下げていきます。
ゴールド(SPDR:GLD)は162.68ドル(+0.79%)
連日の上昇
お金はジャブジャブ。
ゴールドはノリノリ。
まだまだ下げ足りない様子
15日の決算は
金融のバンクオブアメリカ(BAC)、ゴールドマンサックス(GS)、シティグループ(C)のほか、
ユナイテッドヘルスグループ(UNH)
ラスベガスサンズ(LVS)
などが控えています。
では。
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【4月14日】アマゾン急伸!新規雇用を発表。全体は微減
naoです。
2020年4月13日の米国株式市場は少し下落して取引を終えました。
先週の相場は非常に好調でしたが、今週から発表が始まる各企業の決算へのリスク回避から売られてしまったのかもしれません。
終値は
NYダウは23,390.77(△1.39%)
S&P500は2,761.63(△1.01%)
NASDAQは8,194.42(+0.48%)
NASDAQのみ上昇した原因は
AAPL(+1.96%)MSFT(+0.22%)GOOG(+0.50%)AMZN(6.17%)
このあたりが上昇したことによるものだと思われます。
特にアマゾン(AMZN)の上昇が凄いですね。
新型コロナウイルスに伴う外出禁止によってインターネット販売の需要が急増しています。
アマゾンは13日、需要増に対応するため、新たに7万5000人を雇用する計画を発表しました。
同社は3月以降で既に10万人を新規で雇用しています。
また、米国での時給を、従来の15ドルから2ドル上乗せをしています。
米国では失業率が10%を超えることが確実視されるなど、雇用の状況は非常に悪いです。
アマゾンには失われている雇用を少しでもカバーしてくれることが期待されます。
僕の資産状況は、昨日と比較して35万円ほど減少しました。
ドルベースでは1.25%の減少でした。
今回、僕のポートフォリオで目立ったものは
マスターカード(MA)△2.25%
ビザ(V)△2.71%
マコーミック(MKC)△3.64%
スターバックス(SBUX)△2.87%
S&P500高配当ETF(SPYD)△2.67%
ほとんどの銘柄が下落しました。
僕が10日にマコーミックに投資をして、速攻で下落するという。
誤差の範囲に過ぎませんが、ちょっと嫌ですね(笑)
上昇したのは
マイクロソフト(MSFT)、QQQ(ナスダック100ETF)、TECL(ハイテクレバ3倍ETF)が微増しました。
ドル円は、1米ドル=107.64円
少し円高になりました。
米国10年国債利回りは0.773%(+3.19%)
少し上昇
VIX指数(恐怖指数)は41.17(△1.20%)
リーマンショック時89.53
ゴールド(SPDR:GLD)は161.41ドル(+1.71%)
お金はジャブジャブ。
ゴールドはノリノリ。
OPEC+の協議で970万バレルの協調減産合意に達するも、原油需要減は2000~3000万バレルと言われていますから、まだまだ減産は必要な感じ。
先週10%以上下落をしましたが、まだ下げ足りないようですね。
詳しくはこちら。
では。
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【4月13日】OPECプラス最終合意
naoです。
12日、サウジアラビアなどの14か国の石油産出国で構成される「石油輸出国機構(OPEC)」とロシアなどの非加盟国を交え緊急会合を行いました。
内容は、もちろん「石油需要減少に伴う協調減産」についてです。
同会議は9日にも行われていて、その時はサウジとロシアが日量1000万バレルの減産で暫定的に合意したものの、OPEC非加盟国のメキシコが協調減産に参加しない意思を示して、まとまらないまま今回の会合へと持ち越した形です。
結果は日量970万バレルの協調減産で最終合意
反対したメキシコが受け持つ40万バレルの減産を、10万バレルの減産に変更しての最終合意となりました。
とりあえず、一安心というところでしょうか。
しかし、足元では新型コロナウイルスの影響により石油需要は大幅に失われていて、需要減少は日量2000万バレル~3000万バレルと言われています。
合意後の原油相場に大きな動きはありません。
需要と供給の関係で、需要が失われた原油相場は歴史的な下落を見せていて、現在の「WTI原油」は
1バレル23.88ドルとなっています。
原油価格は、ほんの3か月前までは60ドルを超える価格で取引されていましたので、いかに現在の価格が異常値であるかが分かると思います。
需要が2000~3000万バレル減少することに対して、970万バレルの減産ではまだまだ物足りないということなのでしょう。
主要国の損益分岐点
サウジアラビアの損益分岐点、つまり、利益が出る最低ラインの原油価格は約70~80ドルと言われています。
サウジは国の財政を原油頼みにしている側面があり、掘り出すコスト自体は10ドル程度らしいのですが、財政を健全に保つためにはこれくらいの価格にならないとダメみたいですね。
事実、サウジの外貨準備高は年々減少しているようです。
ロシアの損益分岐点は55ドル程度
アメリカのシェール企業は50ドル程度
つまり、現在の20~30ドルの原油価格ではどの国も赤字になってしまうということです。
需要は今後も引き続き低迷しますので、各国は供給を自然に減らしていくかと思いますが、追加の協調減産の枠組みは必要になってくると思います。
では。
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【追加投資】マコーミックとSPXLに投資をしました!
naoです。
米国株が大幅に値を戻している中、今月2度目の買い増しを行いました。
香辛料を扱う企業の「マコーミック(MKC)」を約8万円分
マコーミックは既に大幅に値を戻していて、現在、直近の最高値からの下落率は△12%弱となっています。
S&P500の下落率が18%弱ですので、マコーミックは平均よりも早く株価が復活しています。
3月下旬に大幅下落した際の株価は112ドルでしたので、正直割安感は全くありません(買い増しは約153ドル)
SPXLについては、直近高値からの下落率は未だに△58%となっていて、割安か割高かは分からないものの値ごろ感は失われていませんので、買い増しを行いました。
SPXLはともかく、他の銘柄と比較して値ごろ感の薄いマコーミックの買い増しを行ったのは、ポートフォリオの比率を保つためです。
買い増し実施後の僕の米国株ポートフォリオはこちら。
個別株は各3%
なるべくこの比率をキープするように努めています。
多少のばらつきがありますが、これは、途中で追加した銘柄であったり、以前採用していた個別銘柄5%の方針を現在の3%に変更した名残です。
マコーミック(MKC)は途中で追加した銘柄の一つです。
特にマスターカード(MA)マイクロソフト(MSFT)ビザ(V)は方針転換後に買い増しはしていないと記憶していますが、株価が堅調なことによって比率は他の銘柄よりも高いですね。
マクドナルド(MCD)はいつだったか忘れましたが、ルールを無視して思わず買ってしまった時があって、そのまま比率が高いままです。
決して、最近のパフォーマンスが他に比べて優れているわけではありません。
また、QQQ(ナスダック100ETF)やVHT(ヘルスケアセクターETF)もコロナショック以降買い増しをしていませんが、しばらく買い増しの必要はなさそうです。
今後の作戦ついてですが、
現在、他の投資家を見ると「2番底来る派」と「このまま上昇する派」に分かれていて、どちらかと言えば「このまま上昇する派」の方が多い気がします。
僕自身も最近は「このまま上昇する派」傾いてきていて、若干ですがキャッシュポジションを崩して追加投資をするペースを速めていこうと思っています。
6か月程度でのキャッシュポジション解消の予定を、4、5か月程度に短縮する感じを想定しています。
気分で投資しているところがありますので、大体の目安です。
さて、
米国政府やFRBが行う景気刺激策の威力はすさまじく、「2番底来る派」を尻目に株価はドンドン上昇していて、このまま株価はバブルを形成するのではないかとまで言われています。
下落する要因は点在していますが、各国政府や中央銀行がそれを全力で阻止していることと、米国の異例ともいえる政策の数々を見ていると、もしかすると2番底は来ないのでは?なんて僕も考えるようになってきました。
今思えば3月の下旬に
株式、金、債券などすべてのアセットが売られて
僕がブログに「相場はまさに異常事態」「キャッシュイズキングの様相」ですね。キリッ
とか書いている時が相場の底だった可能性が高いですね。
僕がその時に大きく買うことができていないことを考えれば、ブログを書きながら平静を装っていましたが、世間と同じようにパニックになっていたのかもしれません。
定期買いよりも少し多めに買っていたことと、レバレッジETFを多めに仕入れたことでいくらかマシとは言えますが。。
バフェット氏の言う
「周りが強欲な時には慎重に、怯えているときには強欲に」を実践することは、簡単そうに見えて凡人には難しいことだと感じました。
さて、明日から米国企業の決算が続々と発表されますね。
銀行の決算は景気を表すとして、とても重要らしいですよ。
銀行ですと
明日は、JPモルガンチェース(JPM)とウェルズ・ファーゴ(WFC)が発表されます。
どうなるでしょうか。
楽しみです!
では。
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YouTubeに投稿しました!スタバ株とラッキンコーヒーについて
まだ投資家へのシフトチェンジを進めていないあなたへ
naoです。
最近は本業のサラリーマンの方が忙しく、ブログとYouTubeの作業が思うようにできずにいました。
僕は給与や労務関係を任されていますので、年度末(3月)や年度始め(4月)は退職者や新入社員の手続き関係、昇給後の給与へ更新する作業などの仕事が立て続けに降りかかってきます。
今年は(ありがたいことに?)新入社員が多く入ってきましたので、手続きはその分時間を要しました。
先日は新入社員への講義についての記事を書きました。
また最近は、定年退職(うちは60歳定年)を迎えた方の大半が、そのまま勤めることを望んでいて(いわゆる継続雇用)、契約書を作成する人数も年々増加している傾向にあります。
その他にも、マイナンバー制度や障がい者雇用、最近では有給休暇取得の義務化や同一労働同一賃金などの毎年変化する法律に対応するために勉強することは、勉強嫌いの僕にとって非常にツライことでもあります。
仕事なので仕方なく法改正に対応する努力をしていますが、
担当者がこれらのことを知っているのは「当たり前」なので、勉強したことで評価されることはありません。
もちろん、給料が上がることもありません。
その点、投資の勉強であれば、リターンが上昇し、資産が増加する可能性が期待できますので(あくまで可能性ですが)、個人的には非常にやりがいはあると思います。
もちろん、この新型コロナウイルスで職を追われる方々を見れば、僕が恵まれていることは重々承知しています。
幸い僕の勤める会社には影響はさほどなく、年収も去年と変わらないことが予想されます。
しかし、なかなか上がらない給料を見れば、一生会社に勤めることにメリットはなく、今後サラリーマンの収入への依存を減らしていき、投資家にシフトチェンジしていくことは必要だと思っています。
昔、匿名掲示板2ちゃんねるの開設者の「ひろゆき」こと西村 博之氏が、「サラリーマンは決められた時間、言われたことをやるゲームだ」と言いました。
氏は仕事に対して、それはゲームであり、作業であると一蹴したわけです。
非常に極端な意見ではありますが、僕はこのすべてを否定することはできません。
仕事に人生のほとんどの時間を奪われ、やりたいこともできずに僅かな給料をもらって過ごしていくのは虚し過ぎます。
10時11時に帰宅した後では、本を読んだり、ゲームをしたりするなどのことに時間を使うことはできず、せいぜいYouTubeをボーっと眺める程度ではないでしょうか。
最近の僕がこんな感じです。
やはり、何をするにも時間が必要です。
ブログや動画などのクリエイティブなことに時間を使うのも、投資のことを考えるのも、自由に遊んだりすることにも。
「本業をおろそかにするな!」
このように言う方もいるかもしれませんが、本業にのめりこみ過ぎないことで余暇時間が生まれるのも事実です。
僕のように平凡かつ出世欲のない人は、仕事はほどほどにしつつ投資によって将来の不安をなくし、空いた時間はしっかり休むことで人生が充実していくのではないかと思います。
忙し過ぎる仕事は、時間を奪うことはもちろんですが、同時に思考能力、健康をも奪っていきます。
年収数千万円のエリートサラリーマンは置いておいて、平凡なサラリーマンに多忙はただの「毒」です。
リターンが少なすぎます。
その毒を少しでも遠ざけるために、
是非、投資家へのシフトチェンジを徐々に進めていくことをお勧めします。
では。
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【4月10日】米失業保険、FRB支援策、OPEC。。いろいろ有りすぎぃ!
naoです。
2020年4月9日の米国株式市場は上昇して取引を終えました。
終値は
NYダウは23,719.37(+1.22%)
S&P500は2,789.82(+1.45%)
NASDAQは8,153.58(+0.78%)
僕の資産状況は、昨日と比較して38万円ほど増加しました。
ドルベースでは2.73%の増加でした。
今回、僕のポートフォリオで目立ったものは
マクドナルド(MCD)+3.50%
マコーミック(MKC)+3.92%
スターバックス(SBUX)+3.23%
S&P500高配当ETF(SPYD)+4.09%
ほとんどの銘柄が上昇しました。
お気づきでしょうか。。
通常ならハイテク3倍ETFであるTECLは、同じレバレッジETFのSPXLと同等の上昇をするはずだと思うんですが、最近は変な動きをよくするんですよね。
理由はよく分からないんですが、今後のレバレッジETFへの投資はSPXLを中心にしたいと思います。
ドル円は、1米ドル=108.50円
ほぼ動きなし
米国10年国債利回りは0.729%(△4.46%)
お金はジャブジャブ。
債券も買われます。
VIX指数(恐怖指数)は41.67(△3.88%)
リーマンショック時89.53
アメリカ同時多発テロ時49.35
更に下げましたね。
ゴールド(SPDR:GLD)は158.69ドル(+2.61%)
お金はジャブジャブ。
金も買われます。
OPEC+の協議で減産合意に達するも大幅に下げました。
米失業保険新規申請件数
米労働省が9日、4日までの1週間の新規失業保険申請者件数を発表しました。
結果は660.6万となり、前回の686.7万件から変わらず高い数字でした。
非常事態宣言以降の3週で合計1680万件にも達し、4月の失業率は10%を超えるとの予想が出ています。
今回の申請件数は市場予想の500万件を大幅に上回ったものの、株式市場はほとんど反応することはなかったです。
最近はこういった話題に関係なく株価が形成されているような気がして、少し怖いですね。
もしかすると、バブルの兆候かもしれません。
FRBによる中小企業支援
FRB(米連邦準備制度理事会)は9日、新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に陥っている中小企業や地方自治体向けに最大2.3兆ドルの資金供給を行うと発表しました。
従業員1万人以下の企業に対して銀行を通じて最大6000億ドルの融資枠を提供し、大企業に対しても社債を最大7500億ドル買い取ります。
融資を受ける企業については自社株買いと配当が制限されます。
感染者の増加によって財政難に陥っている自治体への支援としては、最大5000億ドルの融資枠を提供。
パウエル議長は声明で「経済活動が制約されているこの時期に、できる限り多くの救済と安定を提供することがFRBの役割だ」と強調しました。
OPECプラスの緊急会合
石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の産油国で構成される「OPECプラス」は9日、緊急テレビ会議で会合を開き、日量1000万バレルの協調減産を決定しました。
ロシアは会合前に「米国が減産しないならロシアもしたくない」と後ろ向きなコメントをしていて、
対する米国は「コロナの影響で既に減産しているのでこれ以上は無理」としていましたので、協議は不調になるかもと不安でしたが、無事に決定されてよかったです。
サウジは8日に欧州石油大手の株式を約10億ドル分取得し、減産協議が無事可決からの原油爆上げに照準をバッチリ合わるというチート技を使いましたので、減産は確定路線だったのかもしれませんね。
その後。。。。
サウジとロシアは協調減産を決定との報道を受けて僕は喜んでいましたが、どうやらメキシコが反対して交渉から去ってしまったようです(笑)
協議減産が決定が報道されたにもかかわらず、原油価格が崩れたのはこれが理由だったんでしょうね。
つまり、協調減産は無し!ということでいいのかな?
思わぬ伏兵でした。
最後に
協調減産からの株価爆上げがあり得るかもと考えた僕は、どうしても気になって眠れず、米国企業群の決算待ちで残しておいた今月分の投資枠を一部使ってしまいました。
その後、無事に買い増しができ、ぐっすり眠ることができました(笑)
買い増した銘柄は、次回記事にて紹介します。
では。
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【4月9日】サンダース氏大統領選撤退表明!米株市場は上昇
naoです。
2020年4月9日の米国株式市場は上昇して取引を終えました。
終値は
NYダウは23,433.57(+3.44%)
S&P500は2,749.98(+3.41%)
NASDAQは8,090.90(+2.58%)
僕の資産状況は、昨日と比較して52万円ほど増加しました。
ドルベースでは3.17%の増加でした。
今回、僕のポートフォリオで目立ったものは
マスターカード(MA)+4.74%
ビザ(V)+3.77%
アルトリア(MO)+4.29%
スターバックス(SBUX)+4.16%
マコーミック(MKC)△0.80%
S&P500高配当ETF(SPYD)+5.67%
軒並み大幅に上昇しました。
マイナスはマコーミックのみ。
ドル円は、1米ドル=109.00円
ほぼ動きなし
米国10年国債利回りは0.763%(△0.92%)
ほぼ動きなし
VIX指数(恐怖指数)は43.35(△7.17%)
リーマンショック時89.53
少し下げましたね。
ゴールド(SPDR:GLD)は154.65ドル(△0.89%)
米NY州のコロナの状況
米NY州は8日、新型コロナウイルスによる死亡者は前日から779人増え、1日の死亡者数としては過去最高になったと発表しました。
これで同州の死者は6268人になりました。
新規入院者数の増加は鈍化しているのがせめてもの救いでしょうか。
全米での感染者は41万7000人、死者は1万4100人となっています。
これは、9.11米同時多発テロでの死者数の2753人を大幅に上回る数字です。
サンダース氏、大統領選挙撤退を表明
米大統領選挙の民主党候補指名争いで、バイデン元副大統領と争っていたサンダース上院議員が撤退を表明しました。
これによって、バイデン氏の指名獲得が確実になりました。
しかし、バイデン氏は対するトランプ大統領に比べて非常に不利と言わざるを得ないかいも知れません。
トランプ大統領は、超大型の景気刺激策を打ち出すなどウイルスをめぐる様々な対応が評価され、支持率が上昇傾向にありますが、対するバイデン氏はこのような状況の中十分なアピールができないまま選挙戦に突入する可能性があります。
現状、トランプ氏有利と見ることができるでしょう。
まぁ、投資家的には社会主義の権化であるサンダース氏さえ大統領にならなければ、トランプ氏、バイデン氏のどちらが大統領になっても、大勢に影響は少ないでしょうから、ひとまず安心というところ。
最後に
米国株式市場は、サンダース氏撤退の報道を受けて急伸
僕の米国株式資産の含み損も100万円を切り、いよいよプラス圏に転じるかという水準にまで成長しました。
内心は2番底が来ることを期待しているのですが、最近の株価の勢いを見るとなんか来そうにないような気がしますね。
原油減産をめぐる「OPECプラス」の会合も難航が予想されているようですし、株価下落の要因は様々あるんですが、どうなるでしょうか。
待つか、待たざるべきか
とてももどかしいです。
では。
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ラッキンコーヒー破産危機!スタバ株に思わぬ追い風
naoです。
今、スターバックス(SBUX)が非常に輝いています。
そもそもスターバックスはパフォーマンスが非常に良いことで有名で、直近10年間では、米国の代表的な指数であるS&P500の3倍以上のリターンを出しています。
Seeking Alphaより
SBUXとS&P500のトータルリターン(配当込)の比較
チャートを見ると、スターバックスがコロナショックにより激しく下落しています。
スターバックスの売り上げの7割は米国内で発生していますので、新型コロナウイルスの感染者数世界1位の米国での影響は非常に大きいことでしょう。
しかし、それでもいまだにS&P500を下回っていません。
僕は少し保有がありますが、スターバックスに投資を始めたのが最近ですので、現在含み損真っただ中です。
ここのところ、安定をとってETFを中心に買い増しをしていますが、最近起こったある事件によりスターバックスを買い増ししようかなという願望がふつふつと湧いてきています。
その事件とは、
ご存じの方も多いかもしれませんが、中国版スタバのラッキンコーヒー(LK)の不正会計です。
同社は4月2日、プレスリリースを発表し、2019年4~12月の売上を約22億元(約336億円)過大報告したほか、一部経費の水増しを認めました。
同社の2019年第三四半期の売り上げは15億4160万元(約237億円)でしたので、単純計算で約5か月分の売上を上乗せしたことになります。
これを受けて、米ナスダック市場に上場しているラッキンコーヒー(LK)の株価は急落し、4月2日の終値は前日比75.57%安の6.4ドルとなりました。
ラッキンコーヒー(LK)はつい先日まで、中国内でスターバックスの天敵と評されるほどの躍進ぶりを見せていました。
スタバをモロパク、、スタバにインスピレーションを得て、赤字経営ながらもみるみる店舗を増やしていき、2018年1月に北京に1号店をオープンして以来、現在では中国で展開する店舗数は4500店舗となり、スターバックスの4300店舗を超えるまでに躍進しました。
しかしその急成長の反面、万年、赤字経営が続いていました。
新興企業によく見られますね。
また、コロナショックによるダメージも震源地である中国で営業しているラッキンには相当のダメージを与えたのではないでしょうか。
このような中で、ラッキンにキャッシュが多く残っているとは思えませんし、不正会計の起きた企業に融資してくれるところも少ないので、借入も期待できないでしょう。
今後の資金繰りが懸念されます。
また、複数の法律事務所が今回の不正会計について株主を代理して集団訴訟を起こすと公表しています。
損害賠償の規模は1兆円以上で、ラッキンにどうにかできる金額ではありません。
訴訟の件は置いておいても、
ラッキンは、運転資金を今まで借り入れや増資で賄っていましたが、それらが期待できなくなってしまったことから、店舗数を減少させるなどして事業を縮小するか、それとも身売りをするかの苦渋の選択を迫られている可能性があります。
まぁ僕はラッキンコーヒーではなくスターバックスの株主ですので、まさに「ラッキー」という感じ(ラッキンの株主さんごめんね)
スターバックスにとって中国市場は、米国本土に次ぐ非常に重要な場所です。
スターバックスは米国の次に多くの店舗を中国に展開しています。
中国でラッキンコーヒーの勢いが弱まれば当然スターバックスへの追い風となります。
スターバックスの株価は、ラッキンの不正会計の発覚以降とても好調です。
騒動前の株価は60ドル程度でしたが、現在は70ドル超となっていて、他の銘柄と比べてもひと際上昇しています。
既に投資タイミングを逃してしまった感はありますが、気が向いたら今月の投資枠の一部をスタバに投下しようかなと考えています。
では。
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資産の10%を「投機」すること
naoです。
「資産のうち10%は投機的取引をしても構わない」
このようなことを以前に聞きました。
誰の言葉か思い出せず、検索してもヒットしなかったのですが、当時僕は衝撃を受けた記憶があります。
賢明な投資家の皆さんは「投機」というワードを聞いたら1歩、いや2、3歩ほど距離をとって身構えるのではないでしょうか。
投資に相対する存在としてよく挙げられる「投機」ですが、パチンコ、競馬、FX、デイトレードなどを表す際によく使われます。
しかし、今回僕が「投機」として提案するのは
航空会社への投資です。
ご存じのとおり、新型コロナウイルスの影響で航空各社は苦境に立たされています。
各国の外出規制や国境の封鎖などで売り上げはほとんど立たず、先日、米航空大手「デルタ航空(DAL)」のエド・バスティアン最高経営責任者(CEO)は2020年4月~6月期は90%の減収になると従業員向けの書簡で述べています。
90%の減益ですよ!
もの凄い数字です。
普通なら倒産です。
いや、倒産するんです。デルタ航空も。何もしなければ。
航空機などの大型設備を複数抱える航空会社は、それらの維持に相当額のキャッシュを毎年捻出していると思います。
手元資金が潤沢でないことは明らかでしょう。
航空機などを担保にした銀行融資を受けるか(航空機はリースかも)、保有する資産を売却するなどの選択肢をとる必要があるかと思います。
まさに「背水の陣」という状況
しかし、米航空会社には命綱が存在します。
3月27日に成立した米政府による2.2兆ドルの景気浮揚法案には航空会社を対象とした最大320億ドルの支援が含まれています。
4月3日、デルタ航空(DAL)と格安航空会社のジェットブルー・エアウェイズ(JBLU)は米政府に従業員の給与支援を申請しています。
その他にも、アメリカン航空(AAL)、ユナイテッド航空(UAL)、サウスウエスト航空(LUV)などが支援の申請を既に行っていて、各社はなんとかこの苦境を乗り越えようともがいている様子がうかがえます。
このように、大手の航空会社であっても、政府の支援なしにはこの状況を乗り越えることは不可能で、しかし、その支援もいつまで受けられるか分からないという状況です。
この状況がしばらく続いた場合、政府の支援がいつかは途切れ、航空会社はバタバタと倒れていく可能性が非常に高いです。
投資家目線では非常にリスキーな銘柄と言えます。
4月6日終値
・デルタ航空(DAL)
株価22.32ドル
52週高値63.44
52週高値からの下落率△64.82%
時価総額14.23B
株価9.5ドル
52週高値35.24ドル
52週高値からの下落率△73.04%
時価総額$4.05B
・ユナイテッド航空(UAL)
株価24.02ドル
52週高値96.03ドル
52週高値からの下落率△74.99%
時価総額$5.96B
株価30.70ドル
52週高値からの下落率△47.82%
時価総額$15.88B
・ジェットブルー・エアウェイズ(JBLU)
株価7.73ドル
52週高値21.65ドル
52週高値からの下落率△64.30%
時価総額$2.33B
ほとんどが60%~70%の下落をしています。
マシなのはサウスウエスト航空の△47.82%
まぁ細かく分析をしていませんので、どの企業が一番生き残りやすいか分かりませんが、倒産さえしなければ株価復活の際に得られる果実は非常に大きなものになることが予想されます。
「投機」的な側面が強いこれらの企業への投資は、非常にハイリスクではありますが、その分非常に魅力的でもあります。
失ってもよい金額の範囲で「賭け」に出てみるのも面白いかもしれませんよ。
これらの銘柄に資産の10%はやりすぎかもしれませんが。。
では。
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