【4月8日】米国株は微減。TECLから配当金受領
naoです。
2020年4月7日の米国株式市場は微調整をして取引を終えました。
終値は
NYダウは22,653.86(△0.12%)
S&P500は2,659.41(△0.16%)
NASDAQは7,887.26(△0.33%)
僕の資産状況は、昨日と比較して5万円ほど減少しました。
ドルベースでは0.14%の減少でした。
今回、僕のポートフォリオで目立ったものは
マスターカード(MA)△2.58%
スターバックス(SBUX)+1.36%
AT&T(T)+2.17%
S&P500高配当ETF(SPYD)+2.23%
レバレッジETF(TECL)△2.30%
ほとんどの銘柄がほぼ動きなし。
ドル円は、1米ドル=108.78円
動きなし
米国10年国債利回りは0.726%(+3.23%)
少し売られた様子
VIX指数(恐怖指数)は46.70(+3.33%)
リーマンショック時89.53
ほぼ動きなし
ゴールド(SPDR:GLD)は156.04ドル(△0.54%)
OPECの会合が決まって一時爆上げした原油だが、会合が6日から9日に延期されたことで少しだれてきているのでしょうか。
9日の会合で再度決裂、からの爆下げは勘弁してほしい。
NY州過去最大の死者数
NY州のクオモ知事は7日、新型コロナウイルスによる州内の死者が前日から731人増加(過去最大)し5489人になったと明らかにしました。
TECLから配当金受領
ハイテクレバレッジETF(TECL)から配当金を受領しました。
TECLって配当金出るんですね。
2.97ドル(約300円)と小額ですが、ちょっと嬉しいです(笑)
最後に
昨晩は相場解放直後に3%近くも全体的に上昇しましたので、このまま株価はジワジワ上がっていってしまうのかと思いましたが、NY州過去最大の死者数(新型コロナウイルスによる)の報道を受けてか結局プラマイゼロくらいに落ち着きました。
まだ温存しているキャッシュがありますので、個人的にはあと半年は株価にもたもたしていただきたいものです。
では。
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【4月7日】米国株爆上げ!火を噴くレバレッジETF
naoです。
2020年4月6日の米国株式市場は大幅に上昇して取引を終えました。
終値は
NYダウは22,679.99(+7.73%)
S&P500は2,663.68(+7.03%)
NASDAQは7,913.24(+7.33%)
3指数とも爆上げ
5日、ニューヨーク州で1日当たりの新型コロナウイルス死亡者数が初めて減少したという報道を好感したのだと思われます。
僕の資産状況は、昨日と比較して127万円ほど増加しました。
ドルベースでは7.12%の増加でした。
今回、僕のポートフォリオ増加で目立ったものは
マスターカード(MA)+12.20%
ビザ(V)+11.58%
マクドナルド(MCD)+10.42%
マイクロソフト(MSFT)+7.44%
スターバックス(SBUX)+7.52%
AT&T(T)+7.21%
久しぶりの爆上げです。
笑いが止まらん(笑)
ドル円は、1米ドル=108.97円
少し円安へ傾く
米国10年国債利回りは0.679%(+0.18%)
VIX指数(恐怖指数)は45.24(△3.33%)
リーマンショック時89.53
ある程度は落ち着いてきたように見えます。
ゴールド(SPDR:GLD)は156.88ドル(+2.77%)
NY州で1日当たりの死亡者数が初の減少
米国の中では新型コロナウイルスが一番猛威を振るっているニューヨーク州で5日、1日あたりの新たな死者数が初めて減少したと報道がありました。
同州では、5日の死者が594人増えて4159人に達したと発表し、1日あたりの死者数が初めて前日(630人)を下回りました。
その他にも、
感染者数で米国に次ぐ世界2位、3位に位置するイタリア、スペインでは、6日に発表された感染者数は前日に比べて減少しています。
各国の外出規制の効果が出ている様子
英ボリス・ジョンソン首相が集中治療室(ICU)に
先月末に新型コロナウイルス感染の診断を受けていたボリス・ジョンソン英首相(55)が6日、症状悪化に伴い集中治療室(ICU)に移されました。
ジョンソン首相は意識はあるようで、今後、人工呼吸器を使用する必要が出た場合に備えた措置だということです。
最後に
株価は半年先の未来を織り込むと言います。
つまり現在の株価は、半年後の新型コロナウイルスの状況、半年後の景気はどうなっているかを反映しているわけです。
今回の大幅上昇を単純に考えれば、アメリカ、イタリア、スペインの新規感染者数または死亡者数が初めて減少したことから、「ピークアウトは近い」と市場は判断し、買いが増えたと考えるのが妥当でしょう。
しかし、これは飽くまでも想定であり、実際に新型コロナウイルスが収束していくかは未知数ですし、経済が持ちこたえ、その後回復するかも分かりません。
焦って買い増しを急いだり、慎重になりすぎたことを後悔することはありません。
このまま徐々に株価が上がっていくのだとしても、まだ直近高値よりも安い水準です。
NYダウは直近高値から△23%
S&P500は△21%
NASDAQは△19%
僕のような長期投資家は、今の下落相場でコツコツ少しずつ買い増すことが最適解だと信じています。
では。
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新入社員に本当は伝えたいこと
naoです。
4月から僕が勤める会社にも数名の新入社員が入社しました。
規模が小さい会社ですので新入社員の人数は10人以下です。
少し前まで学生をしていた彼ら彼女らは、緊張は感じられるものの目はキラキラしていて、僕自身が新人だった頃を思い出させてくれます。
マンネリ仕切った仕事の中で、初心に帰らせてくれる年1回のこの機会はとても貴重なものだと感じています。
僕も頑張ろうという気にさせてくれるんです。
しばらくすれば、この魔法も解けてしまいますが(笑)
さて、僕の勤める会社では、新入社員はまず「新人研修」なる講義を受けます。
要するに現場に配属される前のお勉強です。
内容は、企業の「理念」や「指針」、「就業規則」や「給与規程」などで、
僕は、給与担当者として「給与規程」の講義を任されています。
時間は1時間程度
当然、規程の全てを解説する時間はありません。
重要なところ、関係があるところだけ
給与支給日や賞与支給日、各種手当の内容、給与明細書の見方などを説明していきます。
新入社員は僕の下手な説明にも真剣に耳を傾けてくれます。(傾けているように見えます)
僕が新入社員に講義を行える機会はここ以外にありません。
このような機会は、彼ら彼女らが現場に配属されれば恐らく2度とないんです。
会社の指示ですので仕方ありませんが、「給与規程」なんて働いていれば勝手に必要なところは覚えていくものを説明することに意味はあるのか。
最低限、本当に最低限のところだけ説明して、あとは自分の話したいことを話したかった。
なんて考えてしまいます。
僕は、本当は
・保険の加入は慎重になること
・住宅や車の購入は慎重になること(家や車は資産ではないこと)
・クレジットカードをできるだけ利用すること
・良い借金と悪い借金があること
・僕らの世代は将来の年金は当てにしてはならないこと
・投資は悪ではなく必要であること
こんな講義をしたいんです。
給与規程なんて、僕のように計算する立場の人間でない限り覚える必要はありません。
必要に応じて確認し、分からなければ担当者に聞けばいい。
それに、1時間説明した程度では、すぐにほとんど忘れてしまうでしょう。
実際に、5年間働いているにもかかわらず毎回ボーナスの支給日を聞いてくる社員もいます。(ちょっと極端ですが)
別にこれでいいです。
「結婚した」「子供が産まれた」「家を建てた」
都度、何が変わるのか聞けばいいんです。
知っていた方が得だとは思いますが、会社を辞めてしまえば、また勉強しなおしです。
コスパはあまり良くない気がします。
僕が話す内容がすべて正しいとは言いません。
僕が話すことが彼ら彼女らの常識に一石を投じ、少しでも波紋を起こしてくれれば良いんです。
若い方は頭が良く、柔軟で、好奇心旺盛でもあります。
1人でも2人でもいいから興味を持ってくれて、自分自身で調べるようになってくれれば、その講義は意味を持つんです。
これらのことは親や友人、会社の上司は教えてくれません。
会社はもちろんですが、社会が欲しがっているのは従順な企業戦士です。
そのため、戦士としての教育以外を施すことはしません。
僕のような若いうちにリタイアしようとしている人は必要ないんです。
会社に勤める他の多くの方が一様に
結婚し、借金をして車や家を買い、毎年多額の保険料を払い、そして金が無いと言う。
この当たり前を当たり前と思わず、
自身で調べ、学び、行動する機会を僕が与えたかった。
傲慢に聞こえるかもしれません。
でも、今思えば僕が新入社員の時に聞きたかった話です。
では。
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【お金が降ってくる】2020年3月の配当記録
naoです。
2020年3月中に受け取った配当金を報告したいと思います。
・マクドナルド(MCD)34.23ドル
・マイクロソフト(MSFT)15.44ドル
・ビザ(V)8.19ドル
・SPYD(S&P500高配当株式ETF)134.52ドル
・VDC(バンガード生活必需品セクターETF)45.83ドル
・VHT(バンガードヘルスケアセクターETF)31.83ドル
・VYM(バンガード高配当株式ETF)67.91ドル
合計 337.95ドル
日本円にして、約37,000円です。
ん~
3、6、9、12月は配当金支払いが集中しますので、比較的受取配当金は多くなるはずなんですが、まだまだお小遣いの範疇を超えませんね。
4半期ごとに10万円くらい配当金を受け取れるようになれば、少し贅沢してみようかなと思うのでしょうが、まだまだ節約生活は続きそうです。
過去の配当金の推移はこんな感じです。(単位:ドル)
投資を開始してから現在までの「累計配当金」は3407.3ドル(約37万円)になりました。
受け取った配当金は漏れなく再投資をしていますので、生活に変化が起こったわけではありませんが、着実にお金持ちへと近づいているのを感じます。
現在保有する高配当の株式やETFは以下のとおり()内は配当利回り
・マクドナルド:MCD(3.02%)
・アルトリア:MO(8.69%)
・AT&T:T(7.14%)
・SPYD:S&P500高配当株式ETF(7.33%)
・VYM:バンガード高配当株式ETF(3.88%)
一時期のクレイジーな配当利回りは解消されつつありますが、依然として高い利回りを維持しています。
この高利回りの背景には、もちろん今回の大幅下落の影響もありますが、
何十年にもわたる米国企業の「増配」へのこだわりと、「株主利益を守る」という文化が強く作用しています。(BTIは英企業ですが)
実際に、先ほど挙げた高配当米国企業の増配年数は
マクドナルド(MCD)43年
アルトリア(MO)50年
AT&T(T)35年
となっており、リーマンショックなどの経済危機を受けても増配をストップすることはなく、長期にわたって株主に利益を還元し続けています。
株式に投資をして配当を受け取る
この投資の王道パターンが崩れる未来は今のところ来そうにありません。
では。
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【高配当銘柄】VYM、SPYDを買い増し。
naoです。
のりこめ―^^
4月に入りましたので、キャッシュの一部を株式市場に投じました。
・VYM(バンガード米国高配当株式ETF)を約10万円分
・SPYD(S&P500高配当株式ETF)を約12万円分
VYMの配当利回りは3.88%
SPYDは7.33%
文句なしの高配当です。
最近の株式市場はいくらか機嫌を取り戻しつつあるようで、ネガティブなニュースにも株価の下落はそこまで大きくなりません。
米国の3月の雇用統計が発表されました。
結果は、予想の10万人減を大幅に上回る70万1千人減
失業率は、予想3.8%に対して4.4%となり、どちらも市場予想を上回る悪い結果を叩き出しました。
これだけ悪い結果なのだから、さぞ株価は下落するだろう、と思う方も多いかもしれません。
ところが、市場の反応は薄く、前日比のプラスとマイナスを行ったり来たりする程度でした。
その後、株価は下落したものの、そこまでは崩れず。
最近は、ニュースによる株価の大きな上昇や下落はなかなか起きませんね。
連日サーキットブレーカーを発動させて生き生きとしていた市場がもはや懐かしいくらいです。
ネガティブなニュースに市場が反応しない様子は、「コロナショック」の底を予見させます。
ここである考えが浮かびます。
もしも相場の底にたどり着いているのなら、ここで残っているキャッシュの全てを投下する必要があるな、というものです。
先ほどサーキットブレイカーの話を出しましたが、相場のボラティリティ(値動きの幅)は以前よりも確実に大きく鋭くなっていると思います。
これは、AIによる取り引きが原因なのか分かりませんが、連日サーキットブレイカーが発動していたことからも明らかです。
このよう中で、今後株価が回復していくとしたら、急速な上昇を伴って、あっという間に直近の高値まで到達する可能性もゼロではありません。
しかし、ここが底なのか、それともさらに下げる、いわゆる2番底があるのか
これは誰にも分かりません。
というか、僕のような平々凡々な個人投資家はどこが底かなんて予想するだけ無駄かもしれません。
相場のプロが予想しても当たらないわけですから、凡人が予想する今が底かどうかなんて、コインを投げて表が出るか裏が出るかくらい意味がないです。
2番底だろうが、3番底だろうが、起こったら更に買えばいい、僕はこのように考えます。
サラリーマンをしてる限り株式を買う資金は毎月手に入るのですから。
今日もまたETFを通してたくさんの企業のオーナーとなる権利を獲得しました。
成熟した資本主義社会と発達したテクノロジーによって、こんなにも簡単に企業のオーナーになれてしまうのです。
株式を保有することとは、その企業のオーナーになること。
その権利が安く売られているんですから、買わない手はないですよね?
では。
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2020年3月末時点の株式保有状況
naoです。
タイトルのとおり、2020年3月末時点の株式保有状況を記録していきます。
3月末時点の米国株式ポートフォリオ (単位:円)
先月末(2月末)時点の含み益は約45万円でした。
現在は含み損が約170万円
つまり3月中に資産が215万円目減りしたというわけですね。
1月末時点まで遡ると、当時は含み益が200万円程ありましたので、
2月、3月の2か月間で370万円目減りしたことになります。
コロナショック恐ろし。
ポートフォリオの指針として
〇個別株各3%
〇ETF各10%
〇レバレッジETF5~10%
この割合を基準に買い増しを行っています。
基本的に売却によるリバランスはしません。
なのですが。。。
現在、VDCをQQQかVHTにしようかなと考えています。
というのも、
今回の「コロナショック」で成長企業を多く含むQQQやヘルスケア関連のVHTが底堅く、ディフェンシブ要員として採用している生活必需品関連のVDCが弱かったんです。
もちろん、今回のコロナショックは、通常の経済危機とは違ってウイルスによる株価暴落なので、VDCのディフェンシブ性が発揮されなかった可能性が高いことは分かっています。
しかし、VDCはコロナショック前の株価好調の時に、リターンが他に比べて劣っていたのもあるんですよね。
過去記事にて分析しています。
ん~、悩ましい。
ETFの比率は全部10%に統一した方が円グラフがきれいだしなぁ。
こういった細かいこだわりが、リターンを悪化させるんでしょうね(笑)
3月中の取引
3/9 TECL $1,036.6(約11万円分)
3/13 TECL $1,431.55(約15万円分)
3/16 IVV $775.44(約8万円分)
3/16 SPYD $1,162.92(約13万円分)
3/17 SPYD $1,006.95(約11万円分)
3/19 SPXL $1,447.63(約16万円分)
合計 約74万円分
4月の方針
30万~50万円程度の投資を予定しています。
米国企業の決算シーズンも始まりますし、各企業の業績落ち込み具合で株価は乱高下することを想定していますので、一気に投下するのではなく3回くらいに分けて慎重な投資をしていく感じで行っていきたいです。
投資先候補としては、構成比率が低下している「VYM」「IVV」「SPYD」などを重点的に買い増しをします。
安く株式を拾えるチャンスの可能性大ですので少し楽しみです。
では。
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【4月2日】米国株は微増。石油株爆上げ!
naoです。
2020年4月2日、米国株式市場は少し上昇して取引を終えました。
4月2日の終値は
NYダウは21,413.44(+2.24%)
S&P500は2,526.90(+2.28%)
NASDAQは2,526.90(+1.72%)
珍しくNASDAQが1番成績が悪いですね。
これは恐らく石油銘柄の躍進が影響していると思います。
(NASDAQは石油が入っていないと思いますので)
エクソンモービル(XOM)$40.40(+7.65%)
シェブロン(CVX)$76.12(+11.03%)
この石油銘柄の上昇の理由は
トランプ大統領が2日、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談をした後、ツイッターで「サウジとロシアは原油の生産を1000万バレル削減する」と投稿したことに起因しています。
原油価格も急伸しました。
僕の資産状況は、昨日と比較して34万円ほど増加しました。
ドルベースでは2.66%の増加でした。
今回、僕のポートフォリオ増加のけん引役は
マスターカード(MA)+4.49%
マコーミック(MKC)+4.75%
ユニオンパシフィック(UNP)+3.89%
レバレッジETF(SPXL)+6.77%
レバレッジETF(TECL)+6.84%
唯一の下落は
タバコ企業のアルトリア(MO)△3.70%
これは、米連邦取引委員会(FTC)が1日、アルトリアが以前に「電子タバコのジュール・ラブズ」に出資したことについて、「両社は競合関係にあり、資本提携は競争を損なう」として、出資の解消を求める審判手続きを開始したことに起因しています。
アルトリアは2018年、当時急成長していた「ジュール・ラブズ」の発行済株式の35%を取得していました。
アルトリアの収益の向上に一躍買うことが期待されたジュールの電子タバコでしたが、愛用する、特に若者が相次いで重篤な肺疾患を発症したことから米食品医薬品局(FDA)の規制が始まりました。
アルトリアは既にジュールへの投資額128億ドルのうち、86億ドルの減損処理を行っています。
つまり、アルトリアは出資した額の7割弱が価値を失ったと判断したわけです。
タバコ企業に吹き荒れる逆風は、止んでいることの方が少ないのではないでしょうか。
アルトリア(MO)とブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)に投資する身としては、このようなニュースが結構な頻度で飛び込んできますので、保有するのはとても疲れますね(笑)
米国10年国債利回りは0.611%(△3.76%)
VIX指数(恐怖指数)は50.91(△10.78%)
リーマンショック時89.53
アメリカ同時多発テロ時49.35
大幅に下落しました。
原油相場の上昇がマーケットを多少安心させました。
ゴールド(SPDR:GLD)は151.90ドル(+1.64%)
では。
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【4月1日】米国株は大幅に調整!ADP雇用統計の発表
naoです。
2020年4月1日、米国株式市場は大幅に調整をして取引を終えました。
4月1日の終値は
NYダウは20,943.51(△4.44%)
S&P500は2,470.50(△4.41%)
NASDAQは7,360.58(△4.41%)
3指数ともほぼ同じ下げ率を計上
資産状況
今回、僕のポートフォリオ減少で目立ったものは
マスターカード(MA)△5.36%
ビザ(V)△4.97%
マクドナルド(MCD)△4.34%
ドル円は、1米ドル=107.05円
変わらず、円高寄り
米国10年国債利回りは0.602%(△13.89%)
結構下げましたね。
株式との逆相関が働いている様子
ただ、この利回りで投資するくらいならキャッシュで持っている方が個人的には好みですが。。。
VIX指数(恐怖指数)は57.06(+6.57%)
リーマンショック時89.53
アメリカ同時多発テロ時49.35
ゴールド(SPDR:GLD)は149.45ドル(+0.95%)
ADP雇用統計
1日、企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが雇用統計を発表しました。
予想15万人減に対して
結果は2万7千人でした。
ん?
予想ほど落ち込んでいないってこと?
違うんです。
この統計は3月中旬に調査が実施されているので、3月下旬の外出規制が本格化し出す前の数字なんですよね。
米国の新型コロナウイルス感染者数
https://www.bbc.com/japanese/51885591
アメリカぶっちぎり!
発生源の中国(中国当局の隠ぺいによって調整された数字の可能性大だが)や少し前まで1位だったイタリアもかすんで見えます。
最後に
少しの間、相場に楽観的な雰囲気が漂っていましたが、今回の下げで現実に引き戻された感じ。
また、リーマンショックなどでは底をつけた思ったら更なる下げが待っている(いわゆる2番底)が見られたことから、上昇する相場に乗り遅れまいと投資を焦るのは、正しくない選択だと思います。
では。
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【買増】つみたてNISA「底が見えない?知らんがな」
naoです。
定期買付です。
といっても、いつの間にか「つみたてNISA」が買い付けていただけですが。
上の2つが定番の「S&P500指数」に連動する投資信託
3つ目が全米をカバーする「バンガード社のVTI」に投資する投資信託
たぶん、今の状況は投資家にとって買うべきか買わないべきか迷う時期だと思います。
米国での「新型コロナウイルス」の感染者数は増え続け(現在中国を抜いて世界1位)、
米新規失業保険申請者数は328万人で過去最高記録を塗り替え(リーマンショック時の約5倍)、
この状態が続けば、米国の3人に1人が失業する可能性も示唆されています。
今後発表される企業の業績もゴミみたいな数字な並ぶでしょう。
このように悪材料を挙げればキリがなく、今後更に下落する未来も容易に想像できます。
しかし、今月も変わらずつみたてNISAは「知らんがな」とでも言うように、いつの間にか買い増しを行っていました。
いや~
さすがですよ。
「みんなが買わないときに買うことで大きなリターンが得られる」
これを理解しているつもりですが、なかなか行うことは難しいです。
投資の情報にたくさん触れているとあれこれ色々と考えてしまいますが、「知らんがな」と何も考えずに買い増しを行っていく方がリターンが良くなる可能性が高い。
それでも「知らんがな」となれないのは、人間は目先の損を受け入れることができないからだと思います。
現在の株価が非常に魅力的な水準になっていても、今後下落してしまう可能性を受け入れることができず、結果、投資を見送ってしまうわけです。
その点、つみたてNISAは非常に優秀で、
ベストな投資タイミングにはならないものの、僕たちのように不安を感じたりして投資できないというミスをなくしてくれます。
ただ、 つみたてNISAって本当につまらないんです。
年間40万円までと金額は決まっているから気分で買い増ししたり売ったりできないし、
配当金も再投資を選択しているので出ることはない。
投資先も全く不安がないから、上がろうが下がろうが何も感じない。
でもきっと、僕があれこれ考えたつみたてNISA以外のポートフォリオのリターンは、ただ単純に買い増しをしているだけのつみたてNISAに負けるんだろうな。
投資が好きでもない限り、 もうこれさえしとけば問題ないです。
では。
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【3月30日】米国株式市場は微増。JNJのコロナワクチン
naoです。
2020年3月30日、米国株式市場は少し上昇して今週の取引を終えました。
3月30日の終値は
NYダウは22,327.48(+3.19%)
S&P500は2,626.65(+3.35%)
NASDAQは7,774.15(+3.62%)
僕の資産状況は、先週と比較して41万円ほど増加しました。
ドルベースでは3.56%の増加でした。
今回、僕のポートフォリオ増加のけん引役は
マコーミック(MKC)+8.21%
マイクロソフト(MSFT)+7.03%
レバレッジETF(SPXL)+9.60%
レバレッジETF(TECL)+12.01%
ドル円は、1米ドル=107.82円
先週と変わらず、円高寄り
米国10年国債利回りは0.726%(△2.37%)
VIX指数(恐怖指数)は57.08(△12.91%)
リーマンショック時89.53
アメリカ同時多発テロ時49.35
まだ高水準ではありますが、ここのところ下落傾向ですね。
ゴールド(SPDR:GLD)は152.92ドル(+0.44%)
原油相場(WTI原油)は20.29ドル(+0.30%)
19ドル台にタッチするシーンもあって、まだ下げる余地はありそうです。
ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)が30日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、2020年9月までに人間を対象とした臨床実験に始めると発表しました。
2021年初頭には緊急使用許可が得られる見通しとしています。
これを受けて、ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)の株価は
133.01ドル(+7.99%)となりました。
来年の初頭か。。。
それくらいかかると言われていましたが、やっぱり長いですね。
では。
ポチっと 応援よろしくお願いします。
【第2回】米国ETFのパフォーマンスを比較!【今買うならどれにする?】
naoです。
前回に引き続き、米国ETFのパフォーマンスを比較していきたいと思います。
「第1回はこちら」
補足
数値は記事執筆時点のもの(2020年3/29)
トータルリターンは配当込みの数値
では、いきます。
VGT(バンガード米国情報技術セクターETF)
現在株価207.91ドル
コロナショック前約10年間のトータルリターン+470%
直近高値からの下落率△24.0%
配当利回り1.43%
経費率0.10%
構成銘柄(バンガード®・米国情報技術セクターETF より)
はい、優勝。
情報技術など(いわゆるハイテク)の企業324社で構成されているETFです。
トータルリターンはどのETFよりも高く(VOOは264%)、下落率はVOO(△25.3%)より低い。
最強過ぎない?
アップル(AAPL)の構成比率18.5%
マイクロソフト(MSFT)は16.0%
この2社で3分の1を占めるという攻めた構成のETFですが、
この2社は誰もが認める優良企業で、直近10年のリターンも申し分ありませんので、これはこれで有りか?
QQQ(インベスコQQQトラストシリーズ1)
現在株価185.30ドル
コロナショック前約10年間のトータルリターン+478%
直近高値からの下落率△22.0%
配当利回り0.87%
経費率0.20%
構成銘柄(Invesco HPより)
ハイテク企業103社で構成されるETFです。
構成比率の内、情報通信やハイテクが67.28%と大部分を占めています。
トータルリターンはVGT(バンガード米国情報技術セクター)とほぼ同じ。
下落率は少しだけQQQの方が低いですね。
「VGT」と「QQQ」はよく比較されますが、違いとして挙げられるのは
分散性(VGT324社、QQQ103社)
経費率(VGT0.10%、QQQ0.20%)
そして、一番の違いは(僕はこれが理由で「QQQ」の方に投資しています)
VGTには「ビザ(V)」と「マスターカード(MA)」が合計で8%含まれていて、
QQQには「アマゾン(AMZN)」が9.64%含まれている点です。
僕は個別銘柄として、ビザとマスターカードを持っていますが、アマゾンは持っていません。
アマゾンは超優良企業!
今後の成長性もバッチリ!
これは十分理解していますが
アマゾンは無配当ですので、個別銘柄で保有するのはつまらないと感じてしまいどうしても投資する気が起きませんでした。
しかし、QQQを通して少なからず投資することができていますので、非常に重宝しています。
クレジットカード(V、MA)かアマゾン(AMZN)どちらを選好するのかが
VGTとQQQを選ぶポイントになるかもしれませんね。
VPU(バンガード米国公益事業セクターETF )
現在株価122.38ドル
コロナショック前約10年間のトータルリターン+252%
直近高値からの下落率△21.8%
配当利回り3.24%
経費率0.10%
構成銘柄(バンガード®・米国公益事業セクターETFより )
生活インフラの電気、水道、ガスなどの企業68社で構成されるETFです。
銘柄数は少ないんですね。
上からネクステラエナジー、ドミニオンエナジー、デュークエナジー、サザンカンパニーと公益銘柄の有名どころが並んでいます。
日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが。。。
トータルリターンは+252%(VOOは+264%)と悪くはなく、
コロナショックによる下落率は△21.8%(VOOは△25.3%)と比較的堅いですね。
VOOのサブとして保有するなどが考えられますが、
個人的には、VHT(ヘルスケアセクター)の方が好みですね。
VHTのトータルリターンは+315%
コロナショックによる下落率は△19.2%
数字もVHTの方が優秀です。
分散性もVPUは68社(VHTは398社)ですので、比較的分散がきいていないと言えますかね。
VWO(バンガードFTSEエマージングマーケッツETF )
現在株価32.91ドル
コロナショック前約10年間のトータルリターン+43.89%
直近高値からの下落率△28.3%
配当利回り4.30%
経費率0.10%
構成銘柄(バンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETFより)
国ごとの比率は
中国36.9%
台湾14.7%
インド10.2%
ブラジル8.7%
などです。
中国の比率が非常に高いので「チャイナリスク」を気にする人は要注意ですね。
。。。。なのですが
トータルリターンは非常に悪いですね。
コロナショックの影響も他に比べて大きいです。
株価のみのリターンはコロナショック前10年間で
わずか10%ちょっとしかありませんでした。
景気後退時期において、先進国より先に新興国から経済が崩れていく傾向がありますので、今この「VWO」に投資するのは少しリスキーかもしれません。
さらに、景気が回復するのも、先進国から始まって新興国も徐々に回復の波が及んでくるという流れが一般的のようですので、何から何までイマイチな感じ。
真っ先に崩れて
立ち直りは遅い
ん~、
今は米国株オンリーで僕はやっていますが、新興国にも分散した方がいいかな?
なんて考えますが、これを見るとどうしても投資する気が起きませんね。
最後に
いかがだったでしょうか。
第1回では「VOO」「VYM」「VHT」「VDC」を紹介していますので、よければ比較してみてください。
個人的には
「VOO」「VHT」「VGT」「QQQ」が非常に優れていると思いました。
今回の「コロナショック」が起きてからよく話題になりますが、
コロナショックによるハイテク関係の「VGT」「QQQ」の下落率は大きくなく、もはやハイテク企業は生活必需品化している可能性があります。
このことから、ディフェンシブ銘柄として「VDC(生活必需品)」や「VPU(公益)」を組み込む必要性が薄いかなと感じるようになりました。
では。
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米国ETFのパフォーマンスを比較!【今買うならどれにする?】
naoです。
今回はタイトルの通り、「米国ETFのパフォーマンス」を比較していきたいと思います。
個別銘柄については、先週書いた記事を現在(2020年3/29)の数値や情報に更新してありますので、興味がある方はぜひ。
さて、
現在の相場は多少の反発をしたとはいえ、今後の予想は暗い情報が多く、とても株式を買いやすい状況とは言えません。
しかし、僕たち凡人投資家は相場の底を探し当てることは困難なことから、このような市況であっても、株式を買っていくほかありません。
僕自身も、毎月欠かさず株式を買い増していて、「買いづらい状況」であればあるほど狙って買い増していくことを意識しています。
3月ももう終わろうとしています。
3月分の買い増しは既に実施済みですので、今月さらに買い増すことはしませんが、4月に向けて、どのETFが特に優秀かを調べてみました。
なお、紹介するのは僕が保有しているETFを中心に非常にメジャーなETFのみです。
ではいきましょう。
補足
数値は記事執筆時点のもの(2020年3/29)
トータルリターンは配当込みの数値
VOO(バンガードS&P500ETF)
株価232.86ドル
コロナショック前約10年間のトータルリターン+264%
直近高値からの下落率△25.3%
配当利回り2.53%
経費率0.03%
S&P500指数に連動するETFとしてあまりにも有名な「VOO」です。
米国の大企業約500社で構成されていますので、分散性は問題ないように見えますが
構成比率上位のハイテク企業5社で約17%を占めているという懸念点があります。
しかし、ハイテクは直近の10年間で相場上昇に大きく貢献しましたから、多めに含んでいることが必ずしも悪いとは言えませんけどね。
迷ったらコレ!は健在です。
VYM(バンガード米国高配当株式ETF)
株価69.75ドル
コロナショック前約10年間のトータルリターン+236%
直近高値からの下落率△26.5%
配当利回り3.93%
経費率0.06%
構成銘柄(バンガード®・米国高配当株式ETFより)
代表的な高配当ETFのひとつ「VYM」です。
構成銘柄は高配当株を中心に400社、分散性はピカイチです。
トータルリターンはVOOに劣ります。
高配当は魅力的ですが、リターンを求めるならVOO有利。
コロナショックの影響をVOOよりも強く受けているのは、恐らく景気に左右されやすい「金融」の比率が多いのと、大きく株価が下落している石油企業の「エクソンモービル」と「シェブロン」が足を引っ張っているせいですね。
VHT(バンガード米国ヘルスケアセクターETF )
株価159.90ドル
コロナショック前約10年間のトータルリターン+315%
直近高値からの下落率△19.2%
配当利回り1.85%
経費率0.10%
構成銘柄(バンガード®・米国ヘルスケア・セクターETF より)
ヘルスケアセクター398社で構成されたETFです。
景気に左右されづらく、今回のコロナショックの影響も他に比べて少なめです。
コロナショック前の10年間のトータルリターンはVOO(+264%)を大きく引き離しています。
最強では?
3つ目にして、早くも正解が出てしまったのか。
マイナスポイントをあえて出すなら、
経費率が先ほどの2つより僅かに高いことと、構成比率1位の「JNJ」が8.6%も含まれているため影響を受けやすいということくらいですかね。
まぁ手数料もここまで安くなると、比較するのも馬鹿らしいですが。。
VDC(バンガード米国ヘルスケアセクターETF)
株価135.18ドル
コロナショック前約10年間のトータルリターン+212%
直近高値からの下落率△18.0%
配当利回り2.82%
経費率0.10%
構成銘柄(バンガード®・米国ヘルスケア・セクターETF より)
生活必需品関連の企業で構成されているETFです。
コロナショックの影響はヘルスケアセクターよりもさらに少ないですね。
しかし、ショック前の景気が良かった10年間のトータルリターンは一番悪いです。
原因は、ここ10年間の好調な相場はハイテク企業がけん引してきたためです。
古き良き企業、いわゆるオールドエコノミー企業のリターンはパッとしませんでした。
今後のハイテク企業の成長具合によって違うのでしょうが、僕は変わらずハイテクが相場をけん引していくと考えていますので、このETFをポートフォリオの支柱に据えることはないでしょうね。
それでも、景気に左右されづらいことは確かですから、今後長い景気低迷を予想している方は選択肢に入るかもしれません。
最後に
どうだったでしょうか。
今回は4つのETFを紹介しました。
全てバンガード社のETFになってしまいましたが、みんなバンガード大好きだからいいですか?(笑)
今のところVHT(ヘルスケアセクターETF)が一番有力ですが、
第2弾もこれから書いていきますので、出来上がれば明日、投稿したいと思います。
ハイテクETFの「VGT」や「QQQ」
新興国の「VWO」
公益の「VPU」
あたりを紹介する予定ですので、よろしければ明日もチェックしてみてください。
では。
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【どうなる原油価格】目下爆下げ中の原油は買い?
naoです。
原油価格の暴落が止まりません。
現在のWTI原油先物価格は1バレル当たり21.80ドルです。
通常、原油価格は1バレル当たり50~60ドル程度で推移していますから、現在の数値が明らかに異常値であることが分かると思います。
原油価格(WTI原油先物) 金価格(先物) リアルタイムチャート
2016年に30ドルを下回って世間を騒がせましたが、現在では、20ドルを下回ろうかという水準まで下落してしまっています。
タイトルの通り、今回は「目下爆下げ中の原油は買い?」なのかを、現在の原油価格暴落の原因を振り返りつつ、今後どうなるのかを考えてみたいと思います。
原油価格の暴落の原因
原因は主に2つ。
〇新型コロナウイルスによる需要減
〇サウジアラビアとロシアの価格戦争
順番に説明します。
〇新型コロナウイルスによる需要減
原油の価格は需要と供給の関係で決まっています。
経済が活発に動き、原油が大量に消費される状況では原油価格は上昇します。
反対に、経済が停滞し、原油がそれほど必要とされなければ価格は低迷します。
事実、2009年以降の石油の消費量は、経済の伸びと比例して毎年継続して伸びており、2018年には世界で日量9927万バレルもの需要がありました。
しかし、今回の新型コロナウイルスの影響による経済活動のストップが、大幅な原油安を招きました。
人々はモノを消費しませんし、工場は稼働をストップさせています。
原油はそれほど必要とされません。
ブルームバーグによると
国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は、「世界で現在30億人が外出禁止となっている」と述べ、その結果として最大で日量2000万バレルの需要が減るかもしれないと予想。1-3月(第1四半期)に需要は減少する見通しで、次の四半期はさらに悪化する公算が大きいと続けた。
世界の石油需要、急速な後退に歯止めかからず-IEA事務局長(Bloomberg) - Yahoo!ニュース
世界の石油消費量の日量9927万バレルのうち2000万バレルの需要がなくなると、ビロル氏は言っています。
約20%の需要減です。
そりゃ価格も低迷するわけですよ。
〇サウジアラビアとロシアの価格戦争
次にこの件です。
石油の話があると必ず出てくる「石油輸出国機構(OPEC)」という組織があります。
この組織は、石油輸出国の利益を守ることを目的としてサウジアラビアなどの14か国の国々で運営されています。
このOPECに加えて、非加盟国の石油輸出国ロシアなどを加えて「OPECプラス」と呼ばれたりします。
近年はOPECプラスが話し合いのもと「協調減産」という形で、石油価格の吊り上げのために石油の産出を減らしていました。
しかし、新型コロナウイルスによる需要減への対応策として、OPECプラスの協議でロシアが協調減産に反対し、サウジアラビアの長い説得も実らず、協議は不調となってしまいました。
その後、サウジアラビアはロシアの協調減産反対にキレてしまったのか、減産から一転、増産することを発表しました。
協調減産の撤回のみならず、自主的に行っていた減産までも取りやめる方向に。。
この2つの要因により
コロナの影響で落ち込んでいる需要以上の供給が生まれるため、原油相場は大幅に崩れていきました。
ロシアの狙い
ロシアの狙いは何だったのでしょうね。
ロシア的に一番おいしいのは、「ロシアは減産せず、他の産油国は減産する」コレが良いのは間違いありませんので、サウジが何も言わずに減産してくれることを期待していたのでしょうか。
それとも、あえて原油安を招いて体力勝負に持ち込み、体力の低いアメリカのシェール企業をせん滅することを狙っているのでしょうか。
米シェール企業の原油価格の損益分岐点、つまり利益が出る原油価格は1バレル当たり約50ドルと言われています。
対して、
ロシアは約55ドル
サウジアラビアは諸説ありますが、約80ドルと言われています。
※サウジは原油産出コスト自体は10~20ドル程度と言われていますが、原油産出にかかる雇用や国家の財政を守るためには約80ドル程度の原油価格が維持される必要があるそうです。
一見、アメリカのシェール企業が一番耐えられそうですが、違います。
ロシアやサウジはこういった事態に備えて相応の外貨準備高を蓄えていますが、米シェール企業はこのような事態に備えている企業ばかりではないはずです。
アメリカにはシェール企業がたくさんありますが、昨年に50社が破綻し、今回のケースでも当然この原油安に耐えられず破綻に追い込まれる企業がたくさん出ることが予想されます。
まさにアメリカ、サウジアラビア、ロシアのチキンレースの様相を呈しています。
誰も得をしていないということですね。
ということは?
さて、長くなりましたが結論
「このチキンレースには終わりがある」ということです。
この歴史的な原油安で利益が出ている国または企業がほとんどない以上、これが長く続くことはないと思います。
また、勝負を仕掛けたサウジアラビアは在庫がダブついて困っているとの話も聞きます。
加えて、この新型コロナウイルスによる需要減もいつかは収束し、徐々に需要が増えていくでしょう。
つまり、原油は「買い」です。
過去のレンジに戻ると想定するのであれば
現在の価格である約20ドルから50ドルに戻ることになり、投資額は2.5倍にも膨れ上がります。
最高ですね。
ただし注意していただきたいのは、新型コロナが片付いたとしても経済が死んでしまった場合は、この想定は当てはまりません。
まぁ、その時は何に投資をしていようと関係ないのでしょうけどね。
では。
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【3月27日】米国超大型景気浮揚策ついに成立!コロナの牙があの方にも?
naoです。
2020年3月27日、米国株式市場は少し調整して今週の取引を終えました。
3月27日の終値は
NYダウは21,636.78(△4.06%)
S&P500は2,541.47(△3.37%)
NASDAQは7,502.38(△3.79%)
昨日までは3日連続の上昇を見せていましたが、4日連続にはならず。
前日までの3日間の上げは約21.3%でした。
3、4%も相場が動けば通常はそれなりに大きなインパクトとして捉えられるのですが、今の異常な相場では調整の範囲にすぎませんね。
僕の資産状況は、昨日と比較して78万円ほど減少しました。
ドルベースでは3.18%の減少でした。
今回、僕のポートフォリオ減少のうち目立ったものは
マスターカード(MA)△5.90%
ビザ(V)△4.33%
マイクロソフト(MSFT)△4.11%
レバレッジETF(SPXL)△9.16%
レバレッジETF(TECL)△13.04%
ここのところの大幅上昇で大きく貢献してきた銘柄たちなので調整も少し大きめです。
ドル円は、1米ドル=107.89円
いいですね。円高に進んでいます。
個人的には、この水準でもう満足です。
欲を言えば。。。キリがないですね(笑)
米国10年国債利回りは0.660%(△21.98%)
通常通り株が売られて債券が買われたということでいいのかな?
VIX指数(恐怖指数)は65.54(+7.44%)
リーマンショック時89.53
アメリカ同時多発テロ時49.35
ゴールド(SPDR:GLD)は152.25ドル(△0.65%)
原油相場(WTI原油)は21.84ドル(△3.36%)
Oh...
引き続き新型コロナウイルスによる需要減と、サウジとロシアの原油戦争により低迷しています。
サウジはロシアの協調減産の拒否にブチギレて、シェア拡大のために増産を発表し原油価格の崩壊を招きましたが、現在どうやら上手くいってないようで在庫がダブついているそうです。
また、米国が行う原油安への対応として、戦略石油備蓄(SPR)の積み増しを発表していましたが、25日にこれを撤回しています。
理由は財源確保ということみたいです。
戦略石油備蓄(SPR)とは石油の急激な価格や需要の変動に備えて、石油を備蓄すること。
米国2.2兆ドルの超大型景気浮揚策の始動
27日、米国史上最大規模の景気浮揚策は無事に米下院を通過し、同日トランプ大統領が署名をして成立しました。
内訳は
〇新型コロナの打撃を受けた業界の支援
〇国内の数百万の世帯への直接給付
〇零細企業への融資
〇失業者支援の強化
〇病院や医療体制強化
景気後退が意識される中、トランプ大統領は景気回復に向けた超特大かつ何発もの実弾ついに得た形です。
新型コロナウイルスの感染者数
先日、米国が中国を抜いて感染者数世界1位になりました。
グラフは中国を除いた世界の感染者の人数
https://www.bbc.com/japanese/51885591
グラフで米国(US)が92,785人となっていますが、27日に感染者数10万人を突破しています。
イタリアの人数も中国を超えて世界2位になっています。
ジョンソン英首相がコロナ陽性
英首相官邸は27日、英国のボリス・ジョンソン首相が新型コロナウイルスに感染していることを発表しました。
ジョンソン首相はツイッターで「ビデオ会議を通じて引き続き対応の指揮をとっていく」と表明しています。
お世話になっているあの人も?
株式投資をしている方ならご存じの方も多いのではないでしょうか。
ウォール街で最も写真に撮られたトレーダー、新型コロナに感染 - ロイター
この方、ピーター・タックマンというお名前だそうですね。
名前を知らなくてもこの顔に見覚えがある方は多いと思います。
自身のインスタグラムで新型コロナウイルスに感染したと、投稿しました。
同氏は「ウォール街のアインシュタイン」を自称しているそうですね(笑)
最後に
日本でもコロナウイルスの影響が拡大しているものの、まだまだ危機感は薄い気がします。
僕自身も身の回りに影響があまりないせいか、「危機的状況」という感じは全くないですね。
しかし、米国に住んでいる投資家の「もみあげさん」や「PANさん」などが非常に危機感を持っていて、僕との大きな温度差を感じます。
僕の見立てが甘すぎるのかもしれませんが。
日本にいて受け取れる現地の情報は限られていますから、このような当事者の意見はとても貴重ですね。
買い増し用のキャッシュを100万円程用意したものの、これは慎重に取り崩すべきだと感じています。
では。
ポチっと 応援よろしくお願いします。
相場の大幅反発に投資を焦るべきか。
naoです。
ここ数日の株価はとても好調で、市場参加者の心境も幾分か晴れてきたような気がします。
米国主要指数の「S&P500」は、3月23日に2,198.34をつけてから、現在は2,630.07となり、およそ20%の上昇を見せています。
この背景には、米国政府の過去最大の2兆ドル規模の景気浮揚策や、FRB(米連邦準備制度理事会)の無制限QEなどがあり、投資家たちは、これによって現在の状況が改善できることを期待して株価を吊り上げています。
投資家の心理を表す一つの目安として有名な「VIX指数」というものがあります。
これは、米国主要指数である「S&P500」を対象としたオプション取引の値動きをもとに算出されています。
通常は、「VIX」が高いほど投資家心理は悪化していると言え、反対に低ければ先行きを楽観視していると言えます。
このような背景から、この「VIX」は「恐怖指数」とも呼ばれたりします。
現在のVIXは、61.00(前日比△4.61%)です。
3月16日に82.69をつけていますから、だいぶ落ち着いたように見えます。
しかし、通常VIXは10~20程度で推移していますので、異常値であることに変わりはありません。
直近5年間の「VIX指数」チャート
https://nikkei225jp.com/data/vix.php
リーマンショック時は89.53
アメリカ同時多発テロ時は49.35
現在のVIXも非常に高いことが分かります。
このVIXの数値をもって今後の株価の動きを的確に予想することはできませんが、投資家は今も変わらず大きな不安を持っています。
まぁ当然ですね、今もなお異常事態であることには変わりないのですから。
最後に
相場は安定感を取り戻したように見えます。
一時期は、株式、ゴールド、債券などの区分け関係なく売り叩かれて現金に換えられていましたが、これらが最近上昇していることを見ると資金がリスク資産に帰ってきているのを感じます。
26日、米国で1週間の新規失業保険申請件数の発表がありました。
予想を大きく上回る328万3千件となり、株価は大きく下落するかと思われましたが、まさかの大幅上昇を見せました。
相場がこのまま勢いを取り戻して上昇していくのであれば、仕込んでおいたレバレッジETFの「SPXL」と「TECL」が火を吹くだけですので一向にかまいませんが。
いささか過熱感を感じます。
政府などの後押しのもと押し上げられたこの相場は、少しでも事態の悪化が起きれば脆くも崩れ去ってしまうリスクを持ち合わせていると思います。
今朝の記事で紹介した、米国の感染者数がついに中国を抜いて世界1位になったということもありますしね。
円高も相まって(現在は1米ドル=108.37円)、大幅下落で乗り遅れた人たちが投資を急ぐかもしれませんが、個人的には、それなりの期間に渡ってキャッシュポジションを解消していくのが良いかなと思っています。
では。
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