ラッキンコーヒー破産危機!スタバ株に思わぬ追い風
naoです。
今、スターバックス(SBUX)が非常に輝いています。
そもそもスターバックスはパフォーマンスが非常に良いことで有名で、直近10年間では、米国の代表的な指数であるS&P500の3倍以上のリターンを出しています。
Seeking Alphaより
SBUXとS&P500のトータルリターン(配当込)の比較
チャートを見ると、スターバックスがコロナショックにより激しく下落しています。
スターバックスの売り上げの7割は米国内で発生していますので、新型コロナウイルスの感染者数世界1位の米国での影響は非常に大きいことでしょう。
しかし、それでもいまだにS&P500を下回っていません。
僕は少し保有がありますが、スターバックスに投資を始めたのが最近ですので、現在含み損真っただ中です。
ここのところ、安定をとってETFを中心に買い増しをしていますが、最近起こったある事件によりスターバックスを買い増ししようかなという願望がふつふつと湧いてきています。
その事件とは、
ご存じの方も多いかもしれませんが、中国版スタバのラッキンコーヒー(LK)の不正会計です。
同社は4月2日、プレスリリースを発表し、2019年4~12月の売上を約22億元(約336億円)過大報告したほか、一部経費の水増しを認めました。
同社の2019年第三四半期の売り上げは15億4160万元(約237億円)でしたので、単純計算で約5か月分の売上を上乗せしたことになります。
これを受けて、米ナスダック市場に上場しているラッキンコーヒー(LK)の株価は急落し、4月2日の終値は前日比75.57%安の6.4ドルとなりました。
ラッキンコーヒー(LK)はつい先日まで、中国内でスターバックスの天敵と評されるほどの躍進ぶりを見せていました。
スタバをモロパク、、スタバにインスピレーションを得て、赤字経営ながらもみるみる店舗を増やしていき、2018年1月に北京に1号店をオープンして以来、現在では中国で展開する店舗数は4500店舗となり、スターバックスの4300店舗を超えるまでに躍進しました。
しかしその急成長の反面、万年、赤字経営が続いていました。
新興企業によく見られますね。
また、コロナショックによるダメージも震源地である中国で営業しているラッキンには相当のダメージを与えたのではないでしょうか。
このような中で、ラッキンにキャッシュが多く残っているとは思えませんし、不正会計の起きた企業に融資してくれるところも少ないので、借入も期待できないでしょう。
今後の資金繰りが懸念されます。
また、複数の法律事務所が今回の不正会計について株主を代理して集団訴訟を起こすと公表しています。
損害賠償の規模は1兆円以上で、ラッキンにどうにかできる金額ではありません。
訴訟の件は置いておいても、
ラッキンは、運転資金を今まで借り入れや増資で賄っていましたが、それらが期待できなくなってしまったことから、店舗数を減少させるなどして事業を縮小するか、それとも身売りをするかの苦渋の選択を迫られている可能性があります。
まぁ僕はラッキンコーヒーではなくスターバックスの株主ですので、まさに「ラッキー」という感じ(ラッキンの株主さんごめんね)
スターバックスにとって中国市場は、米国本土に次ぐ非常に重要な場所です。
スターバックスは米国の次に多くの店舗を中国に展開しています。
中国でラッキンコーヒーの勢いが弱まれば当然スターバックスへの追い風となります。
スターバックスの株価は、ラッキンの不正会計の発覚以降とても好調です。
騒動前の株価は60ドル程度でしたが、現在は70ドル超となっていて、他の銘柄と比べてもひと際上昇しています。
既に投資タイミングを逃してしまった感はありますが、気が向いたら今月の投資枠の一部をスタバに投下しようかなと考えています。
では。
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