naoの米国株奮闘記(セミリタイアに向けて)

naoの米国株投資奮闘記(富裕層を目指して)

米国株、米国ETFに投資して富裕層を目指すブログです。

S&P500の限界

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naoです。

 

コロナショック、米国で現在起こっているデモ、米中関係など、見渡せば問題は山積していますが、株式市場は至って穏やかです。

 

米国の代表的な指数であるS&P500は、5月初めの約2800$から月末には3000$を超え、その値上げ幅は1か月で+7.55%にもなりました。

6月には、米国白人警察官の暴行により黒人男性が死亡した事件への抗議デモが拡がりを見せるも、S&P500は引き続き6月1日~3日現在で+2.58%と好調です。

 

皆さんの資産の状況はいかがでしょうか。

僕は5月末時点で含み益が100万円にまで復活を遂げたとブログに書きましたが、現在では含み益が150万円を超えています。

株価だけを眺めていると、このままどこまでも上がっていきそうな気すらしますね。

株式投資サイコー」「米国株サイコー」無意識にこんなことを叫んでしまいそうです。

往々にして僕のような個人投資家が株式市場に楽観的になったあたりが相場の頂点だと言われていますが、どうでしょうね。

 

さて、資産運用をしている人の中には「何歳で資産〇〇円!!」という目標を掲げている人も少なくありません。

僕自身も30歳までに3000万円、40歳までに1億円という目標を掲げています(現在28歳2千数百万円)

 

年金2000万円不足問題に始まり、株式投資などの資産運用をしなければ皆さんのお金の不安は今後増えることはあっても減ることはないと思います。

このよう中で、将来の資産目標額を設定して資産運用に励むことは必要なことであると同時に、とても素晴らしいことだと思います。

 

ですが、はたして皆さんの設定している目標金額は達成可能なのでしょうか。

先ほど例えに出したS&P500指数の過去のインフレ調整済みトータルリターンは6.8%と言われています。

インフレ調整とは物価の値上がりを考慮する(株の利益から引く)こと。

トータルリターンは株価の値上がりに配当金を含めたリターンのこと。

米国のインフレ率はたしか2%くらいで推移していると記憶していますので、名目リターン、つまり、数字上は8.8%のリターンを投資家にもたらしてきました。(正確な数字は調べて下さい(笑))

 

ただし、今後の株式のリターンは今までほどの数字を上げないと言われています。

理由は様々あるようですが、少なくとも2010年代のような株式絶好調の時のリターンは期待しない方が良いでしょう。

2010年代のS&P500のトータルリターンは約257%、年平均で約11%の上昇率を記録しています。

過去のリターンを大きく上回っていますが、もしもこれが過去の平均値に回帰するのであれば、今後のリターンは平均を大きく下回ることが想定されます。

 

S&P500に連動するETFSPY、IVV、VOOなどがありますが、これらに積立投資をしている方はとても堅実ですし、ある程度のリターンを手にすると思います。
なんてったって投資の神様ウォーレン・バフェット氏のお墨付きですから。

ただし、これらの商品は投資家をお金持ちにする魔法の道具ではなく、年間5~7%程度の利益をもたらす可能性を持つただの金融商品です。

庶民が愚直に積立投資を行っても、決してお金持ちにはなれません。

 

元金ゼロ

毎月5万円積立投資

年利回り5%

投資期間10年

これで複利計算すると元本600万円が10年後に約780万円になります。

10年間欠かさずに投資を行っても170万円しか増えないんです。

 

同様の条件で20年間積立したとすると元本1200万円が約2060万円になります。これでやっと年金2000万円問題が解決します。

 

780万円や2000万円を持っていればいくらか安心はできるものの、お金持ちとは言えないですよね。

人によってお金持ちの定義は異なるかと思いますが、少なくとも5千万円、個人的には1億円からだと思っています。

 

それに、そもそも月5万円の積み立て投資を継続するのって、投資が好きでもない限り普通のサラリーマンには難しいかもしれません。

大抵の人は他の趣味を持っていますから、そちらにお金をとられて月5万円を割り込む月も出てくるのではないでしょうか。

そうすれば、当然先ほどの金額には到達することができません。

 

S&P500は堅実だ。

S&P500のリターンは申し分ない。

これを否定するつもりはありません。

 

しかし、庶民がお金持ちになるのであれば、そのような対象にチマチマ投資をしていてもとてもじゃないけど達成不可能です。

積立金額を5万円よりも増やすしかありません。

毎月15万円の積み立てで17年目にやっと5000万円を超えます。

 

僕自身、今の資産状況でS&P500に投資するだけではお金持ちになれないと分かっているので、個別株やレバレッジETFなどでリターンの向上を図っています。

とはいえ、恥ずかしい話ですが、個別株はS&P500をアンダーパフォームしていると思います。。。

計算していないので分かりませんが、アレコレ考えて投資をしても市場平均であるS&P500に勝てない、これはよくあることです。

 

でも、レバレッジETFの「SPXL」と「TECL」は今のところ好調ですよ。

この2つの銘柄の過去のリターンはS&P500よりもはるかに高いリターンを上げていて、コロナショックにより大幅に下落したものの順調に株価は回復しています。 

底で拾えた人は少ないでしょうが、既にコロナショックの底から2.5倍以上にもなっています。

 

安易に個別株やレバレッジETFを勧めるつもりはありませんが、猫も杓子もS&P500というのには僕は懐疑的です。

別に、「QQQ」だっていいんですよ。

QQQは今のところS&P500よりも優れているんですから。

他のETFだっていいです。調べれば山ほどETFが出てきますよ。

 

投資初心者はS&P500!

間違いではありませんが、お金持ちを目指すならできればそこから少し勉強して、他の銘柄にも挑戦してみることも必要かと思います。

S&P500のリターンは5~7%で、僕たちサラリーマンの投資できる金額はそれぞれ決まっているんですから。

 

では。

 

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