【エク損??】エクソンモービル(XOM)は優良銘柄なのか
naoです。
今回は米石油メジャー最大手の「エクソンモービル(XOM)」について調べたので紹介したいと思います。
分析は全くしてませんので悪しからず(笑)
同社は石油・石炭を取り扱う企業で、成長性はあまりないものの高配当であることで良く知られています。
エクソンの現在(2020年3月8日)の配当利回りは約7%です。
高配当株投資家にとってこの水準は垂涎ものですよね。
ですが、高配当につられて投資をすると大やけどを負うかもしれません。
こんな話を聞きました。
「エクソンの財務は火の車」
「借金で配当を払っている、たこ足配当※企業である」
※たこ足配当とは、日本の投資信託の最悪さを語る上でよく引き合いに出されるもので、利益が出ようが出まいが配当を無理やり捻出していくことで資産額がどんどん減少していくというもの。
投資している方は投資の知識があまりないことが多く、定期的な配当金に魅力を感じて投資するものの、最後に資産が減っていることに気づくというケースが頻繁に起きている。
手間がかかる分手数料も高い傾向にある。
最悪の商品。絶対に手を出すべからず。
蛇足でした。本題に戻ります。
エクソンは財務状況が悪く、配当支払いもままならない投資家にとってダメ企業なのか。
僕は少し気になりましたので調べました。
(再度)分析はしていません。
まずチャート(10年)seeking alphaより
成長企業ではありませんので、右肩上がりのチャートにはなりません。
平行線のチャート、これは問題なし。
しかし、やや右肩下がりなことと見づらいですが一番右端のところ、急激に落ちています。
さながら世界の果て(笑)
底が見えません。
コロナウィルスの影響で需要が落ち込んでいることもありますが、先日の石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどが需要減に対応するための協議をしましたが、不調に終わってしまったことも大きく関係しています。
2014年に株価は100ドルを超える局面もありました。
52週高値は83.49ドル。
そして現在の株価は47.69ドル。
52週高値からの下落率は約43%です。
これは。。。。
いやいや、エクソンには配当金がある!
配当込みのトータルリターンで見れば全然違うはず!
エクソンの10年トータルリターン(青)株価リターン(オレンジ)seeking alphaより
(。´・ω・)ん?
見間違いか?
「7.00%」って書いてあります。
この7%と言う数字は年7%という意味ではなく、10年で7%ということです。
10年前に100万円を投資すると、現在107万円になります。
まぁ銀行預金よりましだけど、株式投資のストレスを考えたら割に合わないですね。
ちなみに、同期間のS&P500のトータルリターンは228.99%でした。
んー。。。
これは。。。
ま、まぁ、配当金をもらいながら株価が戻るのを待てばいいっしょ。
石油石炭の需要はなくならないし。
配当性向のチャートです。
配当性向とは、配当金支払いの安全性を測る指標で、利益額に対して配当金の支払いがどれくらいを占めるかというものです。
Payout Ratio(配当性向)122.56%
利益以上に配当金支払いがありますね(笑)
減配の香りがほのかに。。。
エクソンのような高配当企業に投資する投資家の多くは、エクソンが高配当であることが投資する大きな理由になりますから、減配でも起きようものなら叩き売りは間違いないでしょうね。
まぁ配当金支払いの継続には、配当性向の他に
・現在の保有しているキャッシュの額
・借金の額
・今後の利益やキャッシュフローの伸び
など様々な観点から分析する必要がありますので、配当性向だけを見て判断することはできませんが。。。
分析は僕には無理なので止めておきます。
今回はとても簡単なところまでしか調べませんでしたが、
エクソンに投資をして報われるためには相当期間を要するのではないかと思いました。
しかし見方を買えれば、ジェレミー・シーゲル氏の著書「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」で紹介されたタバコ株「フィリップ・モリス」が過去半世紀においてどの銘柄よりも大きなリターンをもたらしたというように、エクソンもこの最悪の局面で投資をすれば大きなリターンになるかもしれません。
フィリップ・モリスは当時相次ぐ訴訟の問題により倒産の危機に瀕していました。
現在のエクソンは減配の危機ということで、当時のフィリップ・モリスとは比ぶべくもありませんが、非常に悪い状況であることは間違いありません。
まぁいずれにしても怖い銘柄ではありますので、自信のない方は投資は見送った方が良いかと思います。
僕は投資しません。
では。
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